マイクロソフトは3月27日,Windowsに付属するWebサーバー・ソフトウエア「IIS(Internet Information Services)」上で,オープンソースのスクリプト言語「PHP」プログラムの実行性能を高めるためにゼンド・ジャパンと協業すると発表した。多くの開発者を擁するPHPをIIS上で動作しやすくすることで,オープンソースのWebサーバーApacheに対抗する考えだ。すでに米MicrosoftとイスラエルZend Technologiesは昨年10月31日に協業を発表しており,今回日本側の体制が整ったことから,日本法人による発表となった。 今回の協業の狙いは,IIS上でPHPプログラムを高速かつ安全に動作できるようにすること。従来の二つの方法では,速度や安全性に問題があった。一つ目の方法は,CGI(Common Gateway Interface)で動かすというもの。