日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書) 作者: 吉田裕出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/12/20メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 310万人に及ぶ日本人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。本書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、靴に鮫皮まで使用した物質欠乏…。勇猛と語られる日本兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。 「あの戦争」とは、従軍した兵士たちにとって、どんな体験だったのか? 「戦争は悪いことだ」と教えられて育ってきた1970年代生まれの僕にとって、戦争の話というのは、本やテレビを通じて