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戦争と平和とreviewに関するsizukanayoruのブックマーク (58)

  • 【読書感想】日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 (中公新書) 作者: 吉田裕出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/12/20メディア: 新書この商品を含むブログ (6件) を見る 内容(「BOOK」データベースより) 310万人に及ぶ日人犠牲者を出した先の大戦。実はその9割が1944年以降と推算される。書は「兵士の目線・立ち位置」から、特に敗色濃厚になった時期以降のアジア・太平洋戦争の実態を追う。異常に高い餓死率、30万人を超えた海没死、戦場での自殺と「処置」、特攻、体力が劣悪化した補充兵、に鮫皮まで使用した物質欠乏…。勇猛と語られる日兵たちが、特異な軍事思想の下、凄惨な体験を強いられた現実を描く。 「あの戦争」とは、従軍した兵士たちにとって、どんな体験だったのか? 「戦争は悪いことだ」と教えられて育ってきた1970年代生まれの僕にとって、戦争の話というのは、テレビを通じて

    【読書感想】日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実 ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【映画感想】ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あらすじ ベトナム戦争の最中だった1971年、アメリカでは反戦運動が盛り上がりを見せていた。そんな中、「The New York Times」が政府の極秘文書“ペンタゴン・ペーパーズ”の存在を暴く。ライバル紙である「The Washington Post」のキャサリン(メリル・ストリープ)と部下のベン(トム・ハンクス)らも、報道の自由を求めて立ち上がり……。 pentagonpapers-movie.jp 2018年、映画館での9作目。 遅めの時間だったこともあり、観客は僕も含めて2人だけでした。 メリル・ストリープとトム・ハンクスの共演。 この映画を観終えて思ったのは、「これを日の権力者べったりの新聞記者に観せたい」ということでした。 冒頭で、ベトナム戦争に至るまでのアメリカの歴代大統領の発言が流されていくのです。 最初は「アジアのことはアジアで解決すべき」「アメリカの若者たちに血を流

    【映画感想】ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 在日米軍基地は「旧枢軸国」を監視する施設である : 池田信夫 blog

    2017年09月20日22:26 カテゴリ 在日米軍基地は「旧枢軸国」を監視する施設である 日米同盟は、正確には「日米軍事同盟」である。これはそう古い言葉ではなく、1981年の日米共同声明で初めて使われた。このとき国会で、社会党の土井たか子の質問に鈴木善幸首相が「軍事的意味合いは持っていない」と答えたのに対して、伊東正義外相が「軍事的な同盟」だと答弁したため、閣内不一致を追及されて外相が辞任した。 書もいうように安保条約と地位協定は、アメリカが在日米軍基地を自由に使うための条約である。米軍基地が世界でもっとも多いのはドイツ、日韓国、イタリアである。「なぜ日独伊なのか」と問えば、答は明らかだろう。米軍基地は、旧枢軸国に駐留して監視するために設置されたのだ。 その後も米軍は既得権を離さず、日政府は平和憲法に呪縛されて、数々の「密約」が結ばれた。書はそういう資料をコンパクトにまとめて

    在日米軍基地は「旧枢軸国」を監視する施設である : 池田信夫 blog
  • 【映画感想】ダンケルク ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    1940年、連合軍の兵士40万人が、ドイツ軍によってドーバー海峡に面したフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められる。ドイツ軍の猛攻にさらされる中、トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動し、民間船の船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かうことを決意。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)が、数的に不利ながらも出撃する。 wwws.warnerbros.co.jp 2017年の映画館での24作目。19時からの回で、観客は50人くらいでした。 近場にも上映館はあるのだけれど、ネットでIMAXで観ると迫力が全然違う!という話を読んだので、九州で1ヶ所だけしかないIMAXのスクリーンまで行ってきた(ちなみに、僕が観たのは、キャナルシティ博多の「ユナ

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  • 【映画感想】ハクソー・リッジ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    第2次世界大戦中、デズモンド(アンドリュー・ガーフィールド)は、人を殺してはいけないという信念を持ち、軍隊に入ってもその意思を変えようとしなかった。彼は、人の命を奪うことを禁ずる宗教の教えを守ろうとするが、最終的に軍法会議にかけられる。その後、(テリーサ・パーマー)と父(ヒューゴ・ウィーヴィング)の尽力により、デズモンドは武器の携行なしに戦場に向かうことを許可され……。 hacksawridge.jp 2017年の映画館での15作目。平日の夕方からの回で、観客は僕も含めて7人でした。 予告編では触れられていなかったのですが、沖縄戦が舞台の戦争映画です。 戦争映画とはいっても、宗教上の信念から自らは銃を手に取らず、衛生兵として激戦のなか戦場を駆け回り、大勢の傷ついた兵士を助けた男の実話。 冒頭に出てきたのが、"based on true story"ではなく、"true story"だった

    【映画感想】ハクソー・リッジ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】戦争にチャンスを与えよ ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    戦争にチャンスを与えよ (文春新書) 作者: エドワードルトワック,Edward N. Luttwak,奥山真司出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/04/20メディア: 単行この商品を含むブログを見る Kindle版もあります。 戦争にチャンスを与えよ (文春新書) 作者: エドワード・ルトワック出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/04/21メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 国連やNGOや他国による中途半端な「人道介入」が、戦争を終わらせるのではなく、戦争を長引かせる。無理に停戦させても、紛争の原因たる「火種」を凍結するだけだ。当の平和は、徹底的に戦った後でなければ訪れない。 正直、このタイトルを見たときには、けっこう面喰らってしまいました。 戦争にチャンスを与えるって……戦争しよう、ってことだよね……

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  • この世界を生きる それはとても優しく悲しく辛く楽しく、そして強い日常『この世界の片隅に』の話 - ポンコツ山田.com

    映画『この世界の片隅に』を観てきました。いい……とてもいい…… 身も蓋も無い程号泣するかなとも思ったんですがそういう風でもなく、じんわりぐっと涙がこみあげてきて、頬をつうと伝う感じの落涙。いい…… 以下、ネタバレ上等の感想。でも、ネタバレで魅力が薄れるタイプの作品ではないので、読んでもらってもいいのかなと思います。一応隠しておくけど。 なによりの感想は、優しい物語。そして、柔らかい物語。戦争の悲惨な物語ではないし、反戦を訴えるような物語でもない。ある時代のある場所の、世界の片隅で生きる人の物語。楽しいこともあるし、嬉しいこともあるし、驚くこともあるし、死にたいほど辛いこともあるし、身を引き裂かれるほど悲しいこともあるし、でも、それでも生きている、何処にでもいる人の、当たり前で、万人万色の、日常の物語。誰にでもある当たり前で、でもその人にとってはかけがえのないドラマを、情感柔らかく描き出した

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  • この世界の片隅に ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    この世界の片隅に(前編) (アクションコミックス) 作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2011/07/21メディア: コミック購入: 2人 クリック: 8回この商品を含むブログ (25件) を見るこの世界の片隅に(後編) (アクションコミックス) 作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2011/07/21メディア: コミック購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (13件) を見る 出版社 / 著者からの内容紹介 平成の名作・ロングセラー「夕凪の街 桜の国」の第2弾ともいうべき作。戦中の広島県の軍都、呉を舞台にした家族ドラマ。主人公、すずは広島市から呉へ嫁ぎ、新しい家族、新しい街、新しい世界に戸惑う。しかし、一日一日を確かに健気に生きていく…。 今夜、この漫画を原作としたテレビドラマが日テレビ系列で放映されるそうです。 今回、前後編2冊の

    この世界の片隅に ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【映画感想】この世界の片隅に ☆☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あらすじ 1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら糧難を乗り越え、毎日の卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。 konosekai.jp 2016年22作目の映画館での観賞。 地元には上映館がなかったので、出張の際に東京(というかテアトル新宿)で観てきました。 金曜日の夕方からの回で、通常料金。なんと満席、立ち見の人もたくさんいました。 少ない上映館で大健闘しているというのは聞いていましたが、公開からもう1ヵ月くらいにな

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  • 【読書感想】大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 (幻冬舎新書) 作者:辻田 真佐憲発売日: 2016/07/29メディア: 新書 Kindle版もあります。 大営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 (幻冬舎新書) 作者:辻田真佐憲発売日: 2016/07/28メディア: Kindle版 内容紹介 信用できない情報の代名詞とされる「大営発表」。その由来は、日軍の最高司令部「大営」にある。その公式発表によれば、日軍は、太平洋戦争で連合軍の戦艦を四十三隻、空母を八十四隻沈めた。だが実際は、戦艦四隻、空母十一隻にすぎなかった。誤魔化しは、数字だけに留まらない。守備隊の撤退は、「転進」と言い換えられ、全滅は、「玉砕」と美化された。戦局の悪化とともに軍官僚の作文と化した大営発表は、組織間の不和と政治と報道の一体化にその破綻の原因があった。今なお続く日の病理。悲劇の歴史を繙く。 「大営発表」と

    【読書感想】大本営発表 改竄・隠蔽・捏造の太平洋戦争 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 『この世界の片隅に』に「反戦じゃないからいい」の評価はおかしい! “戦争”をめぐる価値観の転倒が - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ

    現在公開中のアニメーション映画『この世界の片隅に』が大ヒットを記録している。上映館は68館と小規模であるのにもかかわらず、前週末も観客動員数では10位にランクイン。サイトでも取り上げたが、主演の能年玲奈あらためのんの独立騒動問題が影響しテレビでの宣伝が極端に少ないなか、逆に口コミで評判を呼んでいるようだ。 それを象徴するかのように、ネット上では同作を絶賛するコメントが多々まとめられているが、そんななかでとくに目につくのは、「反戦・平和のようなメッセージ性がないところがいい」という評価だ。 〈この世界の片隅に 面白かったわ。はだしのゲンや火垂るの墓のような偏狭な左傾反戦平和映画じゃない。〉 〈『この世界の片隅に』は、教科書のお説教みたいな反戦イデオロギー臭さから距離を取ることにかんっぺきに成功している。〉 〈日が悪い!という思想やメッセージのおしつけがない〉 〈過去の反戦に囚われた作品で

    『この世界の片隅に』に「反戦じゃないからいい」の評価はおかしい! “戦争”をめぐる価値観の転倒が - 本と雑誌のニュースサイト/リテラ
  • 『この世界の片隅に(In this Corner of the World)』(2016 Japan) 片渕須直監督 こうの史代原作 日本の第二次世界大戦の戦争表現を変えてしまうような傑作 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★星5つのマスターピース (僕的主観:★★★★★5つ) 素晴らしい物語だった。僕は、人生で見たどんな反戦映画よりも、反戦のイデオロギーよりも、ああ、戦争はだめなんだなと痛切に感じました。別に僕は、現実的に戦争は嫌でも軍備なくして平和は守れないと思うし、とかいうリアリズムでいつも考えるんですが、、、、なんというか、そういうマクロの小賢しい話がブッ飛ばされるリアリティを感じた。戦争はいけないとかそういう抽象的な話じゃなくて、こんなことが許されていいるのかという慟哭を感じた。。。こんな風に思ったのは人生で初めてでした。凄い作品なんだろうと思います。なんだったんだろう、あれ。 戦争反対とか、そんな表現は皆無で、ただ主人公のすずの日常を淡々と追う物語なのに。だから、凄い。凄い、と思った。 2016年の邦画・アニメーションの豊作ぶりは。信じられない。見る作品見る作品、全部、もう一度劇場で

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  • 必見としか言えん 映画『この世界の片隅に』 - 関内関外日記

    映画が終わり、シアターが明るくなる。隣で見ていた女が言う。 「あれよりもぜんぜんすごいじゃない」 おれはこう応える。 「そりゃもう、原作からして違いますからね」 ……べつにこの映画を賞賛するために、べつの作品を貶そうというわけではないが、そんな言葉しか出なかった。言うまでもないか、「べつの作品」とは大ヒットをした『君の名は。』だ。おれも観たし、女も観た。一緒に観たわけではなかったけれど、頭のなかに同じ「直近に観たアニメ映画」というものがあったのだろう。そして、そんなやり取りになった。 おれは、当にいいものを観ると、なんかしょうもない言葉しか出てこないのだな、と思った。おれは女の感性や審美眼、いろいろなものに信頼を置いている。それでも、「あれより」としか出てこない。おれにしたって、『この世界の片隅に』という映画を賛美する言葉が溢れ出ることなく、べつに比較しようのない作品を較べるような言葉し

    必見としか言えん 映画『この世界の片隅に』 - 関内関外日記
  • なぜ『この世界の片隅に』を観てほしいのか

    来た。観た。良かった。 封切り直後の映画館は、半分くらい埋まっており、それが多いのか少ないのか分からなかった。可笑しいシーンでは笑い声が場内を満たし、一杯になった胸から心が溢れだす場面では嗚咽が交じる。明るくなると拍手が沸きあがり、観た人みんな良かったと思っているんだなぁと分かる。 結論から言うと、すばらしい映画なので、たくさんの人に観てほしい。できれば、大切な人と一緒に観てほしい。 小学校高学年の娘を連れて行った。『君の名は。』『聲の形』と、今年はアニメ映画の当たり年で、どれも劇場で観てよかったねと話してたので、否でも応でも期待は高まっていた。『君の名は。』とは異なり、中高年ばかりの客層に少し驚く。「アニメは子供のもの」なんて時代もあったね(ジブリのおかげ)。 あの原作のあの絵が動く、というだけで嬉しいと思ったのは最初だけで、あとは夢中で観てて、気づいたら終わってた。冗長な描写は1秒たり

    なぜ『この世界の片隅に』を観てほしいのか
  • 日本の反戦映画ってなんで被害者面してんの?

    「この世界の片隅に」とか 勝手に国連抜けてアメリカに奇襲仕掛けて戦争始めたのに空襲にあって大変アメリカは悪魔ですって映画ばっかりなの? どう考えても日の自業自得なのに被害者面する映画が反戦映画なのか? 国連抜けたのも満州事変で国際法に違反した挙句認められないから逆ギレして抜けたんだし、新聞や国民はそれを褒め称えてたとか救いようがない。 なんの拘束力がないハル・ノートを開戦の理由ということにしたり、日は逆ギレして被害者面ばかりだ。そもそもハル・ノート以前に真珠湾に艦隊を差し向けていたにもかかわらずだ。 戦争への反省とかいうんなら被害者面せすに反戦映画としてパールハーバーと中国の抗日ドラマでも見てろよ。

    日本の反戦映画ってなんで被害者面してんの?
  • 「この世界の片隅に」は大変な傑作だ - 松浦晋也のL/D

    物語の枠組みは、そんなに特異なものではない。昭和の初めに広島・江波で海苔養殖を営む家に生まれた主人公・すずが、昭和18年に呉へと嫁入りし、戦時下を生きていくというもの。NHK朝ドラであってもおかしくはない。アニメーションとしての絵柄も、原作の引き継いで、ほわっとしていてとがったところがない(原作も素晴らしいです。必読)。 この映画の凄みは、その絵柄で淡々と、しかし徹底的な調査と考証に基づいて、戦時下の広島から呉にかけての生活を、街並みから音から空気感までを含めて描写していくところにある。 冒頭の昭和8年、おつかいを言いつかった幼いすずが、広島・中島町の船着き場で、壁に荷物を押しつけて背負うシーンで、もう私は画面から目を離せなくなってしまった。続いて描かれる中島町の様子!——現在の平和公園があるあたり、原爆で跡形もなく消えた風景なのだ。 戦争をしているといっても、人は生活をやめるわけには

    「この世界の片隅に」は大変な傑作だ - 松浦晋也のL/D
  • 【ネタバレ注意】映画「この世界の片隅に」を僕は命あるかぎり、伝え続けていきたい。

    「この映画が見たい」の声が生んだ、100年先に伝えたい珠玉のアニメーション クラウドファンディングで3,374名のサポーターから39,121,920円の制作資金を集めた作。日全国からの「この映画が見たい」という声に支えられ完成した『この世界の片隅に』は、長く、深く、多くの人の心に火を灯し続けることでしょう。100年先にも愛され続ける映画が、ここに誕生しました。 11月12日(土)全国公開 劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」公式サイト 映画を見た後にホームページのこのフレーズを見たが、「当に100年先まで愛され続けてほしい」と心の底から願う。 そこでまずは、全国の映画館で見られるように広がってほしい。 大きな映画館が3つもある川崎駅ですら1つしか上映館がないなんて、酷い話だよ!! 上映1日目に見に行こうとしたら開演3時間前に券が完売してた。 映画を見るために無駄足をらったなんて初め

    【ネタバレ注意】映画「この世界の片隅に」を僕は命あるかぎり、伝え続けていきたい。
  • 戦時下ラブコメ日常系萌えアニメ「この世界の片隅に」に教えられる人と暮らす楽しさ - 狐の王国

    話題作「この世界の片隅に」を見てきた。 konosekai.jp 「戦争もの」「太平洋戦争末期のお話」「広島にほど近い呉が舞台」という先入観はことごとく崩されてしまった。これは「萌えアニメ」だ。それも日常系萌えアニメである。 この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) 作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/01/12メディア: コミック購入: 23人 クリック: 507回この商品を含むブログ (281件) を見る 1943年、18歳で広島から呉に嫁に行った主人公すずさん。声を当てる「のん」こと能年玲奈にはまったく期待してなかったのだが、すずさんの人物像に能年玲奈の声があまりにもマッチしすぎている。なんとなくぼやっとしていて、ちょっとドジで、一生懸命ではあるんだけれど「あれれ?」となってしまう。それが周囲を笑顔にしていく。すずさんはそんなたいへんな萌えキャラで、

    戦時下ラブコメ日常系萌えアニメ「この世界の片隅に」に教えられる人と暮らす楽しさ - 狐の王国
  • 『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』 伊藤祐靖著 自主独立の物語を追求すると、究極的には、世界がすり鉢状で、全く余裕がなくなる - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ) 日初の特殊部隊の創設者の書いた。非常に面白かった。彼が、1999年イージス艦「みょうこう」の航海長であった34歳の時に、能登半島不審船事件に遭遇したことが、彼が日に特殊部隊が必要だと思うようになるスタート地点。指揮官として、部下たちに北朝鮮の工作船であるのが間違いない船に、立ち入り検査を命じなければならない。しかし、プロの軍人が乗り込んでいるのが明白な船に、ほとんど法律的にも武器的にも準備なしで、自爆装置がついているであろう船に突入しなければいけないことから考えると、まず間違いな全員殺される。でも、命令しなければいけない・・・・という状況で初めて、日が何の準備もしていなければ、そういう覚悟も訓練もない部下たちに、死んで来いと命令しなければいけないことに気づき、彼は愕然とするところから、このは始まる。非常に、真摯にそのことを追う

    『国のために死ねるか 自衛隊「特殊部隊」創設者の思想と行動』 伊藤祐靖著 自主独立の物語を追求すると、究極的には、世界がすり鉢状で、全く余裕がなくなる - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 「姑娘」水木しげる著

    水木しげるが後年、中国出兵していた人物から聞いた体験談を元に描いた短編作品。姑娘(クーニャン)とは、中国語で若い未婚女性、お嬢さんといった意味である。 第二次世界大戦中、中国侵略を進めていた日軍のある分隊は、小さな村へと侵攻、ある家に女性物の下着が干されているのを発見したことから、狂気にかられ始めていく・・・ 「姑娘を捕虜として部隊長の前へ出せば「殊勲甲」まちがいなしというところでしょう!」そう部下が進言し、分隊長も「どうやら敵もいないようだし・・・・・・こうなったら姑娘ひとりでもつれてかえらなきゃあ手ぶらでかえるわけにもいかんな!」その部隊の暗黙の了解として、中国人女性の略取が日常化していたかのように描かれている。 かくして分隊長以下若い女性「姑娘」探しに奔走。ついに、彼らは村長宅で息を潜めて隠れている村長の娘を見つけ出し、懇願する村長夫婦を一喝して、強引に彼女を連れ去っていくのだった

    「姑娘」水木しげる著