静けさの際立つ夜、友達と待つ街中、遠い国へのひとり旅―― 人生の実に様々な瞬間に、私たちは読書を必要とします。本を読むことは知識を増やし体験を豊かにしてくれるのみならず、人生や世界について考えるヒントを得ることでもあります。 電子書籍の登場で、読書はもっと身近で手軽になり、一度に何百・何千という本を脇に抱えて海外へ渡ることも可能になりました。さらに、貴重な本が無料で読めるというのは図書館だけで得られる特権ではなくなり、“ネット上の図書館”が世界中でいまも拡大しつつあります。 例えば国内では、著作権の消滅した作品とパブリックドメインに指定された作品を扱う “青空文庫” ?というインターネットサイトがあって、そこでは”図書館のようにインターネット上に集め“られた” 誰にでもアクセスできる自由な電子本の閲覧・ダウンロードが可能です。 青空文庫では死後50年を経た作家の作品であれば登録が可能になり