南充浩 オフィシャルブログ - 繊維製造業、産地、アパレルメーカー、小売店など幅広く繊維産業全般とファッション情報を発信 海外(主に欧米諸国)でのアパレル商品廃棄が問題になるたび、メディアや一部のコンサルからは「我が国のアパレルもー」という論調が煽り気味に流布されるのだが、統計と当方の肌感覚では国内アパレルの商品廃棄は、15年前や20年前はどうだったかわからないが、2008年のリーマンショックを契機に激減したと感じる。 以前にもご紹介した環境省の2020年の統計データを再掲する。 「手放された衣類」大半は家庭から 環境省報告 | 繊研新聞 (senken.co.jp) 環境省が20年のファッション産業の環境負荷についての調査結果を発表した。注目すべきは廃棄された全衣類のうち、企業など事業所から出たものは2.7%である点だ。 報告によると20年の「手放された衣類」は78.7万トン。このうち家
