4年前、尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に衝突した中国漁船の船長に対し、国が船の修理費用などの支払いを求める訴えを起こしたことについて、中国外務省の華春瑩報道官は12日の記者会見で、「挑発をやめるよう求める」と述べ、反発しました。 このなかで華報道官は、「2010年の衝突事件は日本が中国の領土主権を侵害し、中国の漁業者の正当な権益を損ねた重大な事件だ」と主張しました。 そのうえで、「われわれは日本が挑発をやめ、実際の行動で誤りを認め、正すよう求める」と述べ、反発しました。 中国政府は、この事件について、「日本のいかなる司法手続きも違法で無効であり、日本が謝罪と賠償をすべきだ」という立場をとっています。