こんにちは、料理・食文化研究家の庭乃桃です。今回ご紹介するのは、台湾屋台の定番グルメ、「担仔麺(タンツーメン。以下、担仔麺)」。 台湾南西部の台南市発祥の料理で、もともとは具材やスープ、調理用具一式を天秤棒で「担(かつ)」いで売り歩いていたといわれるこの担仔麺。 豚ひき肉やエビ、干し椎茸、にんにくなど、食材の持つうま味が溶け合い、スープまで飲み干してしまいたくなるほどのおいしさです。 とても具だくさんで、一見すると手間がかかるイメージですが、作り方は意外とシンプル! ① 肉そぼろを作る ② スープ、トッピングを用意する ③ ゆでた麺にスープを注ぎ、トッピングをのせる メインの具材である肉そぼろは、作り置きも可能です。また、トッピングのエビをゆでる時にスープも作れてしまうので一石二鳥! 干し椎茸や干しエビのうま味を引き出す戻し方や、エビのだしを取る方法なども解説していきます。 味の決め手とな