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土井敏邦に関するso1944のブックマーク (3)

  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 118:PTSD米兵と「沈黙を破る」イスラエル兵とは何が違うのか

    『兵士たちの悪夢』の内容については、NHKドキュメンタリー『兵士たちの悪夢』1をご覧ください。 2008年10月11日(土) 『兵士たちの悪夢』に登場する兵士たちと、私が『沈黙を破る─元イスラエル軍将兵が語る“占領”─』で紹介したイスラエル兵たちとは、どこが共通し、どこが違うのか。 「敵を殺す」という“兵士の目的”を実行するために両者が共通して身につける習性は、何よりも「敵の非人間化」「敵に対する徹底的な差別意識」である。 前回と重複するが、『兵士たちの悪夢』のなかで、「敵の非人間化」と「差別意識」を象徴する例を挙げてみよう。 第二次大戦末期、アメリカ陸軍の要請を受け、数多くの兵士たちにインタビューし、実際の戦闘中に兵士たちがどういう心理状態に置かれていたかを調査した歴史学者S・L・A・マーシャルは、その調査結果を元にこう結論づけている。 「人は同胞たる人間を殺すことに対して、ふだんは気付

  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 147:イスラエル出国に想うこと

    2009年2月20日(金) アムステルダム空港にて 深夜12時半、空港に向かった。いつもなら、50シェーケル(約750円)で済む乗り合いタクシーを使うところだが、今回は、深夜、人通りのない危険な通りをカメラなど取材道具一切、今回撮影した50近いテープなど所持品全てを抱えて独り200メートルほど先の待合場所まで歩き、タクシーを待つ危険を冒す気にはなれなかった。この撮影テープを盗まれたら、この1ヵ月半の仕事は全て無駄になってしまう。しかも貴重な証言の数々が詰まったこのテープはもう再撮は不可能だし、金銭で補償できないものだ。いつもなら絶対に使わない、5倍の料金がかかる個人タクシーを使って空港へ向かったのはそういう恐怖心のためだった。 今回の滞在中、この撮影テープを没収されるのではないかと戦慄した一瞬があった。3週間のガザ取材を終え、エレズ検問所(ガザとイスラエルの境界)を通過するときだった。持

  • 土井敏邦Webコラム:日々の雑感 127:イスラエル映画『バシールとワルツを』(『戦場でワルツを』)を観て

    2008年12月7日(日) 「たとえイスラエルの政策に批判的と思われる映画も、私たちがきちんと伝えようとしている姿勢を見てほしい」。この映画に招待してくれたイスラエル大使館の担当者は私にそう言った。大使館にとっては「札付きの反イスラエル・ジャーナリスト」にちがいない私が映画に招待されたことに驚き、ちょっと戸惑いもした。そしてその「懐の深さ」に感心もした。 『バシールとワルツを』というタイトルに、「いったい何がテーマなのか」と頭をかしげたが、案内文を読んでやっと、「1982年、イスラエル軍のレバノン侵攻に参戦した元イスラエル兵の体験ドキュメンタリー・アニメ映画」であることを知った。それにしても、なぜこのタイトルなのか、観終わった後も理解できないままだ。 (追記:その後タイトルは『戦場でワルツを』となった) 「レバノンで殺した26匹の犬に復讐されようとする悪夢に苦しむかつての戦友の告白を機に、

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