秋葉原事件のあとで噴出した銃と射撃について何も知らない人々の「発砲しろ」「凶悪犯を射殺しろ」という煽りには本当に呆れる。 いや、腹の底から怒りが湧き上がる。銃弾の危険性を、人の命をいったい何だと思ってるのか。 はてなブックマークで注目していただいたこともあり、「警察官が発砲すること」について何回か書いてみたい。 またしてもネタ元は大昔のGUN誌である。古い話でごめんなさい。たしかに古いが、27年前の記事だからといって時代遅れではない。アメリカでも日本でも、警察官が発砲において備えるべき能力、心構えを明らかにした良記事である。 以下はGUN誌1981年2月号に掲載されたイチロー・ナガタ氏の記事からの引用。 スミス&ウェッソン(S&W)社はアメリカを代表する銃器の名門だ。 「スミス&ウェッソン・アカデミー」 S&Wアカデミーといえば、ポリス・インストラクターを育てる学校として世界一流だといわれ