ガソリンを求めて並ぶ車の最後に品切れの張り紙をした車両が止まっていた=16日午前8時41分、盛岡市、杉本康弘撮影各地で観測された放射線量 東日本大震災の影響で、東北地方ではガソリンや軽油、重油など燃料不足が深刻になる一方、首都圏では「買いだめ」が広がっている。燃料はなぜ不足しているのか。いつ回復するのか。Q&A形式でまとめた。 Q 東北地方のガソリン不足が問題になっている。 A 道路の寸断がなにより大きい。太平洋側の港湾施設が損壊したので、石油会社は関東地方や日本海側からタンクローリーで運びこもうとしている。しかし、道路網もずたずたで、なかなか被災地に届けられない。病院や救助、災害復旧に優先して振り向けている事情もある。 Q 首都圏のガソリンスタンドでは行列ができて、売り切れが続出している。なぜなのか。 A 震災の影響で供給力が一時的に大きく減ったからだ。今年1月時点で国内には2