宅配ロッカーは分譲マンションではかなり普及しているが、便利さの一方で子供が閉じこめられる事故も起きている。 東京消防庁によると、都内で2012年以降、子供が遊んでいる最中に宅配ロッカー内に閉じこめられる事故が4件発生した。昨年6月には都内のマンションでかくれんぼしていた当時7歳の男児がロッカー内に入ったら自動的に鍵がかかって出られなくなり、救出されて搬送された。 夏に長時間閉じこめられた場合には熱中症になり、危険な状態になる可能性もある。同庁や国民生活センターは、「子供に事故の危険性を教えてほしい」と注意喚起している。一方、宅配ロッカーのメーカーも、事故防止のため、内側に緊急解錠レバーを設けるなどして対応している。