衆院予算委員会の集中審議(4月11日)において、財務省が森友学園に関する決裁文書を精査せずに決裁していたことが明らかになり、騒然とする場面があった。
原爆投下や原発事故を巡って外国人からこう指摘されることがある。「日本人はもっと加害者を、責任者を憎んでもいい。なぜそんなにおとなしいのか?」。私たちは誰かを、もしくはある国を憎むという意味を、その影響を心底分かっているのだろうか。「憎しみ」をテーマにした映画を撮ったドイツ人の映画監督、ファティ・アキンさん(44)と、社会学者、大澤真幸さん(59)と共に考えた。【藤原章生】 アキンさんの新作「女は二度決断する」(14日から全国で上映)は、ドイツ人女性が主人公。思慮の浅いネオナチのカップルによる爆破テロで、トルコ系移民の夫と幼子の命を一瞬にして奪われる。自殺未遂を起こすまで追い込まれた彼女の苦境、証拠不十分で容疑者に無罪判決が言い渡される法廷、そして彼女自身の手による「決着」--が描かれる。
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