昨日はミュージカル『ウィケッド』*1を観に、新橋の劇団四季劇場「海」まで足を運んできた。 ご存じの通り『ウィケッド』は『オズの魔法使い』を裏返しにしたような作品で、原作は一応グレゴリー・マグワイア作『オズの魔女記』。一応、というのはそこからさらに大がかりな脚色が行われているからで、ミュージカル自体は『ゴッドスペル』や、『ピピン』のスティーヴン・シュワルツが手がけた。シュワルツの経歴や『オズ』にまつわるあれこれを書くと長くなるので、興味のある人は各自調べてください。 『オズの魔法使い』をモチーフにしたミュージカル、といえば黒人キャスト・オンリーで、オズの国をNYに見立てた『ウィズ』が有名だ。ダイアナ・ロスがドロシーを、そしてマイケル・ジャクソンがカカシを演じ、シドニー・ルメットが監督した映画版を観たことのある人も多いと思う。ぼくは『ウィズ』の映画版は本当に大好きで、とくにメイベル・キング扮す