ひさしぶりに嫌なイメージが降臨してしまい、それが右の手のひらだったので、ちょっと困った。物理的に彼女に触れていればそのイメージを抑えることができるのだけれど、そういうときに限って、仕事で不具合が発生して緊急対応をしている最中だったりする。けれども、そういうイメージにはきっと何かしらの意味があるのだと思うし、そこにある予兆を読み取ろうとすること自体は面白い。いまでもそれは残っているけれど、冬になるころには消えていると思う。そして冬には冬で、きっと冬らしい別のイメージがまた身体に憑くことになる。けれども、いまこれが出てきたのは、恐らくここしばらく苦闘していた研究会誌をようやく発行でき、その反動で緩みが生じたからだろう。 そう、先月末に、ようやくいま参加している研究会の会誌の第二号を発刊できた。今回はほんとうに大変な思いをして作ることになったけれど、それだけの価値はあると思う。と同時に、それは発