「町の人口がどんどん減って、入院できる病院もない。これ、日本の最先端なんですよ」 【写真を見る】自然が多いが、寂しさも感じる笠置町の景色(写真:筆者撮影) 笠置町長・山本篤志さん(55)は、前編でそう言い切った。京都府の南部、相楽(そうらく)郡笠置(かさぎ)町は、人口1007人(2026年7月)の西日本で最も「人が少ない町」だ。町の面積のうち8割は森林。そのトップが語る「最先端」とは、いったいどのような意味なのか。 ■告示1週間前の出馬表明、公約は「スラスラ書けた」 山本さんは1970年、笠置町で生まれた。父方の実家が町内にあったが、1歳前後に父の仕事の都合で隣接する木津川市山城町へ引っ越し、育った。一人っ子で、鉄道好きな少年。小学校高学年の頃には「プログラマーになる」と言って、父のマイコンを借りて没頭するようになる。 中高では吹奏楽部でトロンボーンやパーカッションを担当し、坂本龍一らのY

