H8マイコン上でuClinuxが動作して、コマンド入力を行えるシェルが起動したとしてもAKI-H8/3069Fには、キーボードの端子やモニターの端子がありません。つまり、AKI-H8/3069F単体では“この手のこと(入出力など)”ができないため、必ず“寄り添う”ホストPCが必要になるということです。 連載第1回「Windowsを傷付けずにUSBからLinuxをブートせよ!」で用意したホストPC(Linuxマシン)であれば、キーボードやモニターの端子が搭載されているだけではなく、ハードディスクやメモリが潤沢にあります。こうしたリソースを使わない手はありません。ホストPCのデバイス上にターゲットボードのOS(uClinux)の起動に必要なカーネルなどのファイルを置くことによって、非力なマイコンでもOSの起動を実現できるのです。 では、今回使用しているターゲットボード「AKI-H8/3069F
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