「本の話WEB」で、「10人の書店員に聞く〈書店の謎〉」という企画が連載中(連載は終了しました)。本屋好きとしては見逃せない。ということで、書店の謎を探るべく、紀伊國屋書店新宿本店にうかがった。紀伊國屋書店は新宿で創業して85年以上(メディアファクトリー新書から『新宿で85年、本を売るということ』という本も出ている)、現在の新宿本店の竣工から50年、歴史と伝統を持つ日本有数の本屋の一つである。きっとたくさんの〈書店の謎〉が明らかになるに違いない。 新宿通りに面した1階エントランスには、「ひろば」と呼ぶ特設売り場を設置。 読者として、お客さんとして本屋さんを訪ねると、並んでいる本や棚、レジは見えていても、なかなか裏方はわからない。新刊の本が出て、華やかに店頭で売り出されるまで、どう選ばれ、どうやって運ばれ、どう並べられるのか、書店員さんに密着して追いかけてみた。 なかなか本屋さんのバックヤー