本にまつわる様々なプロジェクトを数多く手がける内沼晋太郎氏が、これからの「本の周辺」を語る。iPodをはじめとする音楽の電子化と比 「情報・知識」と「論点・ナラティブ」としての本 内沼晋太郎氏(以下、内沼):次はですね、さっきもちらっと言ったんですけど、「情報・知識」としての本と、「論点・ナラティブ」としての本とを分けて考える、と。ちょっといいですか。これ話して。これって、実はなんでこんなことになるかって言うと、主に図書館の現場で話されていることなんですよね。 僕、図書館業界の人にも呼ばれていって、しゃべったりするわけなんです。そうすると、図書館の話って、要はどういう事かっていうと、情報の検索性の話なんですよね。 膨大な今までの書籍の知識の遺産みたいなものを、どういう風にデジタルアーカイブするか、っていうことについて考える時に、章立て……例えば、目次をきちんとデータベース化しましょう、とか
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