米財務省の管理下で経営再建中の政府系住宅金融会社、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)のデービッド・ケラーマン最高財務責任者(CFO)代行(41)が22日、ワシントン郊外のバージニア州ビエンナの自宅で首をつって死亡しているのが見つかった。状況などから警察は自殺と断定、動機などを調べている。フレディマックはずさんな経営で、サブプライムローン問題に端を発した金融危機を深刻化させたと批判されており、ケラーマン氏は昨年9月からCFO代行に起用されていた。仕事の重圧が死に追いやったのか-。 「激務が心身むしばんだ」 AP通信などによると、ケラーマン氏はミシガン大学、ジョージワシントン大学経営大学院を卒業して1992年にフレディマックに入社した。妻と5歳の長女と3人暮らしで、主に財務、研究畑を歩み、フレディマックが経営難に陥って政府管理下に入ると同時に「期待のエース」としてCFO代行に抜擢(ばってき