富士通は13日、世界最速の中央演算処理装置(CPU)の開発に成功し、試作品を完成させたことを明らかにした。CPUはコンピューターの心臓部としてデータ処理機能を担う電子部品で、日本メーカーが最速品を開発したのは、同じく富士通が成功した1999年以来、10年ぶり。 同社が開発したのは1秒間に1280億回の計算が可能で、これまで最速だった米インテル製の2・5倍の速さだという。 新CPUは「ビーナス」と呼ばれ、回路線幅の微細化技術を駆使して回路の集積度を高め、計算のスピードを速めた。来年度の稼働を目指す理化学研究所の次世代スーパーコンピューターに搭載される可能性があるといい、データ処理量が膨大な新薬開発などに威力を発揮することが期待されている。
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