浜地酒造が開発した「焼き肉屋さんの泡酒」 焼き肉などの濃い味によくあう日本酒を、福岡市西区の浜地酒造が開発した。その名も「焼肉屋さんの泡酒」。甘酒のように白く、シャンパンのように泡立つ。 白こうじを使ってあえて酸味を強め、すっきりした味わいに。アルコール分は7度ほどに抑え、飲みやすくしたという。日本人の食生活の変化に合わせた工夫だ。 焼き肉に日本酒という意外な組み合わせが注目され、東北からも引き合いがあるなど、なかなかの反響。同社は「ブームが泡のようにはじけないことを祈ります」。
【モスクワ=副島英樹】ロシアのメドベージェフ大統領が、政権に批判的なインターネット新聞にロシアの現状を徹底批判する論文を発表し、真意はどこにあるのかと話題になっている。経済の後進性や汚職の横行、無責任体質、人命の軽視などをあげつらい、「影響力を保持する汚職官僚グループ」と「何も生み出さない企業家」から主導権を奪おうと、国民に直接呼びかける形をとっている。 論文のタイトルは「ロシアよ、前へ!」。広く読者から意見を募り、10月末にも予定される年次教書演説に反映するとしている。大統領には、世論を背景に一連の改革を進めたいとの狙いがあるようだ。 現状批判の言葉は痛烈だ。石油やガスなどの資源に頼る「原始的資源経済」や「慢性的汚職」を将来に引きずるのかと問いかけ、問題解決を国家や教義に任せる他者依存的な体質を批判。「民主主義の質は理想からほど遠い」「市民社会は脆弱(ぜいじゃく)」「労働生産性は恥ず
熊本県警は4日、福岡県筑紫野市二日市北4丁目、ウェブデザイナー三浦英行被告(44)=窃盗罪などで公判中=を四つの国立大学で起きた窃盗事件について窃盗と建造物侵入容疑で追送検したと発表した。「国立大は警備が甘くて入りやすかった」と話しているという。 熊本北署によると、08年9月24日から今年2月26日までの間、秋田大や信州大、福井大、鳥取大の研究室にドライバーで窓ガラスを割って侵入し、現金計約280万円とデジタルカメラやノートパソコンなど43点(計約87万円相当)を盗んだとの容疑。中古店などに売りさばいて現金化していたという。 同署によると、三浦容疑者は、昨年5月から今年3月まで、全国2府28県の33大学で約50件(被害総額約1300万円)の盗みを繰り返したことを認める供述をしているという。
経済産業省は18日、東芝製の洗濯乾燥機で今年6月、火災が起きたと発表した。洗剤投入ケースに液体洗剤を入れすぎるなどしたため、機器内部に垂れ落ち、配線がショートしたのが原因。東芝は約8万3千台をリコール(無償点検・修理)する。 同省などによると、対象は東芝、エレクトロラックス、GE、無印良品のブランド名で、東芝または東芝家電製造が01年11月〜07年5月に製造した。問い合わせは東芝ホームアプライアンス(0120・710・508)か、良品計画(0120・787・508)へ。
東京都港区西新橋1丁目の民家で女性2人が死傷した事件で、逮捕された会社員(41)は、被害者が勤める耳かき店の常連客だった。警視庁は、店に通い詰めるうちに一方的な恋愛感情を募らせたとみている。リラックスの場を求める客に人気がある耳かき店だが、警察も行政も実態はつかみきれていない。 東京・秋葉原の雑居ビルにある耳かき店。料金は30分2700円、60分4800円で、お気に入りの女性を指名する場合は30分ごとに500円かかる。 のれんがかかった3畳ほどの半個室に入ると、ゆかた姿の女性が現れた。ひざまくらで耳かきや耳つぼマッサージなどのサービスをする。耳かきが終わった後に、耳にフーッと息を吹きかけるのが特に人気という。 20代の女性スタッフによると、会社帰りのサラリーマンを中心に人気を集めている。土日は予約でいっぱいになり、2〜3時間待ちは当たり前。他県から来る客も多い。 風俗店のような性的
河部壮一郎さん脳の最大幅と脳の容量の相関 脳の幅がわかれば脳の大きさもわかる――。愛媛大の大学院生が、そんな「法則」を発見した。鳥類で当てはまる数式を見いだしたが、哺乳(ほにゅう)類など他の動物も同様の法則になりそうだという。脳の大きさは、進化を知る上で重要な指標の一つで、化石しか残っていない絶滅種などの研究に役立つと期待されている。 法則を発見したのは、修士課程2年の河部壮一郎さん(23)。飛ぶ鳥と飛ばない動物で脳に違いがあるかを調べるため、鳥類25種とワニ、シカの死骸(し・がい)の頭部をコンピューター断層撮影し、大脳の最大幅と脳の容量に関連性があることに気づいた。鳥類の脳容量(立方センチメートル)は「0.328×脳の最大幅(センチメートル)の2.879乗」という数式になった。他の動物でも数字は変わるが、式の構造は同じになりそうという。 東大総合研究博物館の遠藤秀紀教授(比較形態学
愛情の味に飢えていたのか――。秋田東署は22日、車から弁当などを盗んだとして、秋田市手形山西町の無職福島勝美容疑者(44)を窃盗の疑いで逮捕した。容疑を認めており、「手作り2段弁当だった。おいしかった」などと供述しているという。 発表によると、福島容疑者は6月30日、秋田市広面の建設作業現場の駐車場に止めてあった潟上市の会社員男性(55)のトラック内から、現金3万円や携帯電話の入ったバッグ1個(約7300円相当)と、男性の妻が作った弁当を盗んだ疑いがある。「お金がなく、おなかがすいていた」などと供述しているという。 同署管内では、6月下旬から、車上狙いで手作り弁当や水筒が盗まれる被害届が数件出ているという。同署は「弁当ばかりが盗まれるのは極めて珍しい」として、福島容疑者の余罪について調べている。
【ワシントン=伊藤宏】米上院は21日、米軍の最新鋭戦闘機F22の追加生産に反対する法案を、賛成多数で可決した。オバマ大統領側の働きかけがあったと見られ、米議会が追加生産を断念する公算が大きくなった。日本政府は次期主力戦闘機にF22を有力な選択肢の一つとして検討しているが、導入は一層困難な見通しだ。 F22はレーダーに探知されにくい高度なステルス機能を搭載しているが、1機あたり約1億4千万ドル(約130億円)と高価で、イラクやアフガニスタンにも派遣されていない。ゲーツ米国防長官は、国防予算を効率的に使うためにF22は計画済みの187機で製造を中止し、英国などと共同開発中で、より生産費用の安いF35に振り向ける考えを示していた。 これに対し、地元に軍需産業を抱える州の議員らは、雇用確保の観点からF22の追加生産を要求。2010会計年度の国防予算案に、7機の製造継続費を計上した。 だが、オ
世界の資金の流れに焦点を当てると、金融危機の「震源」は欧州の銀行だった、とするリポートを日本銀行がまとめた。サブプライム問題を生み出したのは米国だが、資金が欧州の銀行を経由し過ぎていたため危機が一気に世界に拡大した、と分析する。 金融市場局が国際決済銀行の統計を用い、世界の金融ネットワークを分析した。英国、スイス、ユーロ圏内の欧州3地域の銀行部門は02年以降、産油国や新興国との取引を拡大。米国や日本の銀行部門を押しのけ、世界の資金が集まる最大級の「ハブ」(中継地)に成長した。 ハブでショックが起きた場合、資金のネットワーク全体に瞬時に広がるおそれがあるという。サブプライム問題を契機に途上国が資金を引き揚げ始めると、欧州の銀行間でドル資金の取引が凍りつき、金利は急上昇した。ユーロ圏と英国の銀行が緊密に資金をやりとりしていたため、「ショックが両地域間でピンポンラリーのように増幅し、影響は世
総務省は6日、地上デジタル放送の著作権保護に向けて年内に新たな対策を導入する方針を決めた。現行の「B―CAS(ビー・キャス)カード」方式とは別に、テレビやチューナーなどの受信機にソフトウエアや小型チップを搭載して著作権を保護する新方式を併存させる。B―CASカードに対する「1社独占」との批判をかわすほか、受信機の低価格化も図る狙いだ。 総務相の諮問機関「情報通信審議会」の検討委員会が同日、中間答申案をまとめた。 現行方式は番組の視聴や録画を制限する暗号をB―CASカードで解除しており、カードを受信機に挿入していないと視聴も録画もできない。にもかかわらず、カードの発行・管理を一民間企業のB―CAS社が独占していることに、国会審議で民主、社民両党から批判が出ていた。 今回ソフトウエアなどで暗号を解除する新方式を導入するのは、こうした批判への対応だ。新方式の「鍵」で解除できるのは無料の地上
「間にこそ真実」 長岡京室内アンサンブル率いる森悠子2009年7月5日 長岡京室内アンサンブル森悠子さん 京都を拠点とする「長岡京室内アンサンブル」が13日、東京・築地の浜離宮朝日ホールで6年ぶりの本格的な東京公演に挑む。率いるのは70年代から欧米各地で演奏家、教育者として活動してきたバイオリニストの森悠子。結成12年、「欧州のように街ごとの個性を映す楽団を」という森の夢と情熱に育てられてきた。 森は小澤征爾らと同じ斎藤秀雄門下生で、チェコとフランスに留学。パイヤール室内管弦楽団員やリヨン歌劇場管弦楽団のコンサートマスターとして活躍する一方、「分析好き」の性格を生かして音楽教育の第一線にも立ち続けた。 同アンサンブルに出演した演奏家は50人を超える。普段は他の団体で活躍する若手たちも、年に2回、この楽団のために集う。東京交響楽団コンサートマスターの高木和弘ら実力派も少なくない。 4月には5
巡視船が銃の砲身落とす砲身が脱落し海に落ちた巡視船「せっつ」の35ミリ機関砲。青いシートが覆っていた=3日午後6時8分、神戸市の和田岬沖、本社ヘリから、荒井昌明撮影体験航海中の巡視船「せっつ」の船上。機関砲の砲身が斜め上空を向いていた=06年9月、和歌山下津港沖 神戸海上保安部(神戸市中央区)は3日、巡視船「せっつ」(3100トン)に搭載された35ミリ機関砲の砲身(3.5メートル)部分が紀伊水道の海上に落下したと発表した。 同保安部によると、1日に神戸港を出港した「せっつ」は3日午前10時ごろ、和歌山県白浜町の南西約29キロの紀伊水道の海上で実弾を使った射撃訓練を実施。開始から40分後、船の前部甲板にある35ミリ機関砲の砲身が射撃中に根元から外れ約7メートル前方に飛び、そのまま海上に落下、沈んだという。乗組員らにけがはなく、周辺海域に被害はなかった。 砲身が落下した海域は、水深約1千
定置網にかかったエチゼンクラゲの群れ=07年、石川県輪島市沖、伊藤恵里奈撮影 重さ200キロにもなり、漁業に多大な被害を与えるエチゼンクラゲが今年、大発生する恐れが高いことが、中国沖の調査で分かった。成長途中の個体が例年になく多いという。今後の増え方や海流の状況によっては、太平洋側の沿岸域にも侵入して史上最大級の被害を出した05年に匹敵する大量のクラゲが、日本に押し寄せる可能性がある。 調査したのは、上(うえ)真一・広島大教授(生物海洋学)らのグループ。上教授は、国が進める「クラゲ類の大発生予測・制御技術開発研究」のリーダーを務める。結果は、独立行政法人・水産総合研究センターに報告され、クラゲの発生予測に使われる。 06年から日中を結ぶフェリー上からエチゼンクラゲの発生量を観測。黄海南部、東シナ海北部で海面10メートル四方当たりの個体数を調べてきた。 20〜24日の調査によると
独南西部のホーレ・フェルス洞窟からほぼ完全な形で出土した3万5千年以上前のフルート=独チュービンゲン大提供マンモスの牙でできたビーナス像。フルートから約70センチ離れた位置で見つかった=独チュービンゲン大提供 古代人は3万5千年以上も前にフルートを演奏し、音楽を楽しんでいた――。独チュービンゲン大のチームは独南西部ウルム近郊のホーレ・フェルス洞窟(どうくつ)など二つの洞窟で、鳥の骨でできたほぼ完全なフルートやマンモスの牙でできたフルートの破片を発見した。世界最古級とみられ、音楽の広がりを示す貴重な証拠だ。24日付英科学誌ネイチャー(電子版)に発表する。 もっとも完全な形で出土したのは、ハゲワシの骨でできたフルート。12の破片にわかれ、つなぎ合わせると長さ21.8センチ、直径約8ミリのほぼ完全な楽器になった。五つの指穴があいており、広い音階をもっていたらしい。 地層の年代や放射性炭素測
銅像設置のために切り崩された公園ののり面。原状回復する作業が続いていた=25日、福井県あわら市山室 福井県あわら市の県の公園に、元県議(84)が県の許可を得ずに自分の銅像を設置する工事に着手し、県や公園を管理する同市から工事中止と原状回復を求められていたことが、県などへの取材でわかった。元県議は「自分が努力して作った公園だから」と話していたという。 同市教育委員会スポーツ課によると、元県議から今月、市内の公園「トリムパークかなづ」に銅像を建てる許可を県から得たと連絡があった。15日から業者による工事が始まり、のり面約20平方メートルが切り崩されて整地され、コンクリートの基礎ができた。この時点で、同市が県三国土木事務所へ問い合わせて、県が許可していないことがわかり、24日午前中に工事中止と原状回復を要請したという。 元県議の妻(80)によると、元県議は「自分が努力して公園にしたのだから
【ロンドン=土佐茂生】英下院の行政特別委員会は18日、「正しい政府」と題した報告書を出し、ブラウン政権で閣僚、閣外相(日本の副大臣級)が合わせて約100人もいるのは多すぎると批判した。官僚主導の打破を目指す民主党の菅直人代表代行が、政権に就いた際のモデルとして今月初めに視察した制度の一つだが、本国では「失敗」との評価がなされた。 報告書は、23人の閣僚と70人以上いる閣外相について「度を越した数の法案がつくられ、政府の決断力や明快で一貫した方向性を弱めてしまう」と批判。若手の議員らが大臣になると「実績欲しさにメディア受けするような短期的な政策ばかりを打ち上げ、国民のためでなく自身の利益を満たすようになる」と断じた。また、首相による任命も、適材適所ではなく「首相への忠誠心を確認する目的で使われるようになる」との弊害を指摘した。 英国では、与党幹部の多くが大臣として政府に入り、政治家が主導
「佐賀のがばいばあちゃん」佐賀県武雄市2009年6月16日 07年放送の「佐賀のがばいばあちゃん」から武雄市の大坂川。川の向こうは「ばあちゃんの家」のセット=高津写す 07年1月放送のドラマ「佐賀のがばいばあちゃん」(フジテレビ系)。泉ピン子が演じる「ばあちゃん」は、上流の市場から「どんぶらこ」とクズ野菜が流れ着く自宅裏の小さな川を「我が家のスーパーマーケット」と呼んだ。 撮影に使われた川の名は大坂川。地元では淀姫川とも呼ばれる。ほとりに建てられた「ばあちゃんの家」のセットとともに佐賀県武雄市にある。 ドラマは漫才師、島田洋七の同名の小説が原作。「がばい」は「非常に」の佐賀弁で、「非常にすごい」という祖母が「ばあちゃん」のモデルだ。クズ鉄集めや野菜拾いなどをしながら貧乏を前向きに生きていく。 武雄市は人口約5万1千人。佐賀空港から車で約1時間ほどだ。小説の舞台は佐賀市だが、武雄市は「佐賀の
【モスクワ=副島英樹】ロシアのプーチン首相が初のコラムを執筆し、雑誌「ロシアのピオネール」に掲載された。タイトルは「なぜ人を辞めさせるのは難しいのか」。こわもてのイメージの半面、解任や更迭には慎重なプーチン氏の「人事哲学」の一端が明かされている。 指導者としての志を説くプーチン氏は「頻繁な配置換えは良くないと確信している」と持論を展開。人を代えても新任者は慣れるまでに半年はかかる。結果的には前任者と状況はあまり変わらない。仕事の態勢を確立したなら最後まで任せよう――と述べる。 「ある人の悪い評判を誰かから聞いたというだけでその人を辞めさせてはいけない」とも主張。なぜなら「しばしば複雑な政治的争いが絡んでいるからだ」と語る。そうした場合には「ソ連時代の指導者と違って私は個人的に話をする。その人を部屋に呼び、目と目を合わせ、具体的にこういう不平がありますよと直接伝える。それが実際とは違うな
新型シロッコ発表 伝説のVWクーペが復活2009年5月25日23時0分 印刷 ソーシャルブックマーク 新型シロッコ フォトギャラリー 新型シロッコTSI 新型シロッコ2.0TSI 74年式(上)、81年式(下)シロッコ=VW提供 フォルクスワーゲン伝説のクーペが20年ぶりに復活――。VWグループ・ジャパンは25日、2ドアクーペ「シロッコ」を発表し、全国発売を開始した。キーワードは「スポーツ&エコ」。新世代のエンジンとトランスミッションの組み合わせによるキビキビした走りと低燃費を、流麗なクーペのフォルムで実現した。(アサヒ・コム編集部 藤坂樹理) ※写真で見る新型シロッコ 1974年から92年まで生産されたシロッコは、スポーツ性能と実用性を融合し、低価格とあいまって累計80万台を売った人気モデル。日本では89年の輸入終了以来、20年ぶりの上陸になった。 3代目となる新モデルの運転席に乗り込む
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く