熊本県警は4日、福岡県筑紫野市二日市北4丁目、ウェブデザイナー三浦英行被告(44)=窃盗罪などで公判中=を四つの国立大学で起きた窃盗事件について窃盗と建造物侵入容疑で追送検したと発表した。「国立大は警備が甘くて入りやすかった」と話しているという。 熊本北署によると、08年9月24日から今年2月26日までの間、秋田大や信州大、福井大、鳥取大の研究室にドライバーで窓ガラスを割って侵入し、現金計約280万円とデジタルカメラやノートパソコンなど43点(計約87万円相当)を盗んだとの容疑。中古店などに売りさばいて現金化していたという。 同署によると、三浦容疑者は、昨年5月から今年3月まで、全国2府28県の33大学で約50件(被害総額約1300万円)の盗みを繰り返したことを認める供述をしているという。