「禁煙ファシズムと戦う」関連のエントリです。 受動喫煙の害はない証拠として引用されているエンストローム論文(2003年、BMJ;ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)は、掲載の翌号に多くの批判が寄せられていて、その後も何度も研究の欠陥を問う議論が為されています。 小谷野氏は、「禁煙ファシズムと戦う」の中で、批判の多い平山研究と、このエンストローム研究しか、世の中には存在しないかのような論調で、「受動喫煙に害はない」という結論にミスリード(とぼくは確信しております)するわけですが、この論文には学問的なレベルでこういう批判があるのだということを、日本語で書いておくのは意味があるだろうなと思い、ざっと要旨をまとめていきます。 「禁煙ファシズム」の読者で、これまで受動喫煙には二つしか研究がなくて、決定版がエンストロームだと思っている人、現にいるみたいなんですよねぇ。 さて、出所はここ。