「先生、熱湯をやかんでなくて鍋で沸かして、紅茶の葉っぱを鍋に直接入れたらダメなんですか?ティーポットは必要ですか?」 数年前のクッキングスクールの生徒さんからの質問。鋭いご指摘です。 「もちろんできます。2時間目の実習は、ティーポットの方法、鍋の方法の2通りをやります。」と、お答えしました。 私は、ティーポットを使う紅茶を飲むようになったのは、前回BLOGの「紅茶の本」に出会ってから。それ以前は、鍋を使っていたのですね。鍋のほうが、作るのも洗うのも簡単なのですが、なぜか紅茶の正式な淹れ方はティーポットを使うことになっています。おしゃれとか、格調高いとか、日本紅茶協会が高級なイメージを大切にしたい紅茶関連の企業の集まりだから(?)など色々な理由があるようです。この歴史あるティ-ポットを利用することが、かえって紅茶の普及を妨げている気がします。歴史は、史実として重んずる必要はありますが、現代に