bookに関するt-kawaseのブックマーク (244)

  • 幻魔大戦とGLA - 仮想と現実

    幸福の科学が政治団体作って「金田一少年」の作者を擁立とか言う話の中で気になったネタ。 平井和正が高橋佳子の「真創世記」ゴーストライターだという話はよく知られている。GLA側の見解としては口述筆記しただけということだが、そのことは問題ではない。平井が少なくとも高橋信二死去から、高橋佳子による引継ぎという重大な、そしておそらくは教団内部に分裂の種がまかれた時期にGLAにかかわり、心酔していたという事実が、後の小説版「幻魔大戦」に大きな影響を与えているということがファンとしては重要である。 もともと漫画版「幻魔大戦」自体が、70年代へと向かう時代の閉塞の中で生まれた元祖ハルマゲドン漫画であるのは確かなのだが、このマンガと、角川文庫版幻魔大戦の間に平井のGLA関与の時期が挟まっている。小説版の冒頭がマンガをほぼ忠実になぞりながら、ニューヨーク暴動のあとは東丈が教組になっちゃう宗教小説になったという

    幻魔大戦とGLA - 仮想と現実
    t-kawase
    t-kawase 2009/05/29
    すげー懐かしい。僕は中学生の時『幻魔大戦』『真幻魔大戦』と立て続けに読んだ人間(笑)。
  • 『東大駒場学派物語』小谷野敦著(新書館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「もてない学者」 小谷野敦は毀誉褒貶の激しい人である。このは、小谷野がその大学院生活を送った東京大学大学院比較文学比較文化、通称、「東大駒場学派」(筆者には、「東大比文」の名称のほうがなじみ深い)の歴史を語ったものだが、この大学院に所属した人たちのたくさんのゴシップが散りばめられている。このを読んで、傷ついたり、腹を立てたり、顔をしかめたりする人たちもいるだろう。小谷野さん(と「さん」付けにしたのは、小谷野さんを筆者は直接に知っているからである)は、このを書くことで、また敵を増やしてしまったのではないかな、と思った。 「あとがき」にはこんなことも書いてある。「駒場学派」出身者で、著書の数で最も多いのは四方田犬彦で、(小谷野の数え方では)合計54冊、2位はアメリカ研究の亀井俊介の36冊、そして3位は書で35冊目を書いたことになる自分であるが、これほどの著書があり

    『東大駒場学派物語』小谷野敦著(新書館) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    t-kawase
    t-kawase 2009/05/13
    良い書評。猫猫先生の根っこには「片思い(過剰な思い入れとも言う)」があるんだよね。そこが好きなんだが(友人にはなりたくないけど)。
  • ララビアータ:J.H.ニューマン - livedoor Blog(ブログ)

    猪木武徳氏から『大学の反省』(NTT出版)を送っていただいたので、すぐ一読した。大学教育に進行するさまざまの傾向に対する憂慮と、広い見識に基づく好著である。その指摘は的確であり、その論証は手堅く、その主張はバランスのとれたものである。リベラル教養教育の重要性や私学助成の拡充の必要など、そのほとんどの主張に賛同できる。なかなか断言することの難しい難問に関しても、性急な断定を避け、問題の指摘にとどめる点が好もしい。 オクスフォードでの運動については、これまでまったく知らなかったが、これをきっかけに調べてみると、どうやら18世紀の啓蒙的合理主義に対する反動の一環として、ローマン主義などと機を一にして起こった英国教会内部での一種の復古主義的運動であるようだ。大陸ヨーロッパのプロテスタントの影響でもたらされた福音主義的な聖書の「リベラルな」解釈に危機を感じ取り、ニューマンは古代の教会の伝統に復古す

    t-kawase
    t-kawase 2009/05/06
    無遠慮な宗教の大学(教育)への容喙を許さないのと同時にリベラルな英知と「宗教」を両立させること、か。この本も買うか。
  • 太宰文学と「残酷な神の支配」 - 熊田一雄の日記

    ─「神に問う、無抵抗は罪なりや」(太宰治「人間失格」) 宮地尚子さんが、太宰治の名作小説「人間失格」について、太宰が幼少期から受け続けてきた性的虐待との関連が全く論じられていないことを嘆いています(リチャード・B・ガートナー「少年への性的虐待」作品社、2005年、あとがき)。私は、小説「人間失格」が、「性的虐待を受けて育った男性の悲劇」に還元できるとは思いませんが、宮地さんの指摘はとても重要な視点だと思います。 けれども自分の性は、そんなお茶目さんなどとは、およそ対蹠的なものでした。そのころ、すでに自分は、女中や下男から、哀しいことを教えられ、犯されていました。幼少の者に対して、そのようなことを行なうのは、人間の行いうる犯罪の中で最も醜悪で下等で、残酷な犯罪だと、いまでは自分は思っています。しかし、自分は、忍びました。これでまた一つ、人間の特質を見たという気持ちさえして、そうして、力なく

    太宰文学と「残酷な神の支配」 - 熊田一雄の日記
    t-kawase
    t-kawase 2009/05/06
    『人間失格』について。参考になる。グノーシス主義云々については保留。
  • アメリカ社会の日系アメリカ人の「在りよう」の歴史的経緯が、これからのアジア未来を示唆する - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    「正義の国」の日人 なぜアメリカの日系人は日が“嫌い”なのか? (アスキー新書 037) 安井 健一 アスキー 2007-11-12 売り上げランキング : 339119 Amazonで詳しく見る by G-Tools 素晴らしいだった。作者は、既にマスコミでも管理部門行ってしまったと書いてあるが、、、もったいない。地道で執拗な好奇心。公平で広い視野。知識のない人間にもわかる平易さ、、、どれをとっても、このは素晴らしかった。そして、指示している「視野の広さ」に非常に参考になった。今後、アジアにおける、地球における、日人そしてアジア人が、どうなっていくか、というマクロを知るのに物凄い手掛かりとなるだった。 特に僕としては、山崎豊子さんの『二つの祖国』のその後を読んだような気持ちになった。絶対ワンセットで読むと、、、ああそうか・・・「あれ(=チャーリー田宮)」が、この後、アメリカ

    アメリカ社会の日系アメリカ人の「在りよう」の歴史的経緯が、これからのアジア未来を示唆する - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
    t-kawase
    t-kawase 2009/05/04
    面白そう。今度買おう。
  • 小谷野敦「『こころ』は本当に名作か 正直者の名作案内」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    新潮新書 2009年4月 漱石の『こころ』を論じたものではなく、副題のように、どのような文学作品を薦めるかを示したものである。 小谷野氏の読書量は驚くべきもので、前の『里見紝伝』でも里見氏の全作品を読んだといい、そんなことは「時間さえ掛ければ誰にもできる」とこともなげに書いていたが、書でも「十年くらい前からは、意図的に、未読の古典名作を読むようになり、たいていは読み終えたのではないかと思っている」と書いている。丸谷才一・鹿島茂・三浦雅士・三氏による『文学全集を立ちあげる』(文藝春秋 2006年)などを読んでも、なんでみんなあんなにたくさんを読めるのだろうと思う。何もせずに朝から晩までを読んでも一日3冊、年に千冊ではないだろうか。十歳から七十歳まで読んでもたったの六万冊である。もちろんばかり読んで暮らすわけにはいかない。実際には一生かかって一万冊がやっとではないだろうか? 同じを二

    小谷野敦「『こころ』は本当に名作か 正直者の名作案内」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
    t-kawase
    t-kawase 2009/04/30
    これは力作。すごいなあ。小谷野氏の論旨の弱点もしっかり指摘。倉橋由美子を読み返したくなったぞ。
  • 吉川徹『学歴分断社会』(1) - charisの美学日誌

    [読書] 吉川徹『学歴分断社会』(ちくま新書、09年3月刊) (下図は、大学進学率の変化。1960〜75年に大きく上昇したが、その後はゆるやかな変化であり、50%前半で頭打ちになると予想される。90年頃は18歳人口が多いので進学競争率が高かった(大学に行きたくても行けないという状況)。しかしその後の進学率のゆるやかな上昇は、大幅な人口減によるところが大きく、希望すれば誰でも入れる「大学全入時代」に近づいた。) 「学歴」は多くの人にとって微妙な問題であり、「今は学歴ではなく実力の時代ですよね」といった無難な言説がまかり通っている。だが当にそうだろうか? 計量社会学者である著者は、大規模な社会調査の統計にもとづいて、学歴が日社会の格差問題において果す役割を分析する。「実力の時代」とは言っても、大卒と高卒は当初から賃金水準が異なり、大卒は働く期間が4年短くても生涯賃金は1.2〜1.5倍も多い

    吉川徹『学歴分断社会』(1) - charisの美学日誌
    t-kawase
    t-kawase 2009/03/23
    新書が出ちゃったか。吉川先生の東大出版会の本、積ん読なんだよなあ。
  • 立岩真也『私的所有論』、『弱くある自由へ』 - さだまさとの日記

    だいぶ前になるがmojimojiさんが紹介していた(こことここ)ので、買っておいたが、積んだままになっていたをようやく消化。 私的所有論 私的所有論 作者: 立岩真也出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1997/09/01メディア: 単行購入: 3人 クリック: 33回この商品を含むブログ (42件) を見るこのの指摘は明快だ。 まず、我々は他人の自己決定を尊重したいと思うが、しかし自己決定だからといって臓器を売ったり売春したり、自らの命を絶つ、といったことに対しては抵抗を感じてしまう、そういう二つの感情を我々が持っているということを指摘する。 そこで立岩真也は私的所有がそれ自身の根拠を持っているわけではないということを確かめ、それ故、自分のものは自分が自由に処分できるという主張を否定する。しかし、このことは自己決定を侵害することを意味しない。私的所有の原理に代わって、自己決定を擁

    立岩真也『私的所有論』、『弱くある自由へ』 - さだまさとの日記
    t-kawase
    t-kawase 2009/03/12
    僕もまだ積ん読なんだよな。買ったのは何年も前だが。要点を押さえたいい紹介。
  • 『猫の恩返し』の原作者・柊あおいの世界

    ●柊あおい女史について 柊あおい女史は、少女向けコミック雑誌『りぼん』を代表する漫画家の一人。中学一年の頃から漫画を描き、投稿を始める。しかし、デビューする機会には恵まれず、短大卒業後に一度就職して社会人になる。しかし、漫画家への夢を捨てきれずに働きながら漫画を描きいて投稿を続け、ついに1984年にデビューを果たす。中学時代から7年以上もコツコツと投稿を続けた末に巡ってきた、苦労の末のデビューであった。デビュー後しばらくの間はOLと漫画家の二足のわらじを履いていたが、その後漫画家として独立した。 初めての連載作品となった「星の瞳のシルエット」は絶大な支持を獲得し、その人気は『りぼん』の公称部数を200万部から250万部に引き上げる原動力になったと言われるほどであった。その後も「耳をすませば」「銀色のハーモニー」「STEP」「ペパーミント・グラフィティ」などの作品を精力的に連載、好評を博する

    t-kawase
    t-kawase 2009/03/09
    非常に正鵠を射た分析。思わず笑ってしまった。
  • 『差別論』 - 真面目なふざけ、適度な過剰

    ■[雑記][]『差別論』 差別に関する(当たり前だ)。「差別する側」に注目しながら、差別が起こるメカニズムと差別をなくす方法を導くための理論を構想しようとするもの。 著者自身が述べる、著者の問題意識や書の目的は以下のような感じ。 大雑把にいえば、さまざまな差別問題の共通性は「差別する側」にあります。人はどうして差別をするのか。あるいは特定の人々を排除したり攻撃したりおとしめたりする理由は何か。このような問題は、さまざまな差別の問題に共通のテーマとして設定することが可能だし、現に特定の差別問題に依拠しない理論が作られてきています。その代表格が、書が批判の対象とする偏見や差別意識に関する理論です。 書のタイトルである「差別論」という言葉は、個別の差別問題について論じるのではなく、さまざまな差別問題の共通点を扱うのだということ、そして、「差別する側」に着目して考えていこうとしているのだ

    t-kawase
    t-kawase 2009/03/05
    参考に。
  • 格差社会論(続き) - 社会学者の研究メモ

    第4章 階層再生産の神話(盛山和夫) 一部ではよく知られている話ですが(そうでもないか?)、経済学者は個人間の格差を問題にするのに対して、社会学者はその昔から世代をまたぐ格差の再生産をこそ問題にしてきた、と言えます。この意味では、経済学者が結果の格差に注目する度合いが強いのに対して、社会学者はチャンスの格差(特に両親の階層による機会の不均等配分)に最初から注目してきたのです。 盛山先生の論文は、階層再生産論の問い、つまり「親の社会階層が子どもの社会階層に受け継がれる度合いは、強くなっているのか?」という問いに答えたものです。内容をまとめておきます。(やっと出てきた社会学者の論文なので、分量二倍増し。) 1955年から1995年までのデータ(SSM)で言えば、階層の再生産の度合い(閉鎖性)はほぼ単線的に弱まっている。 つまり、先の問いへの答えは明確に「No」である、ということです。 じゃあ例

    格差社会論(続き) - 社会学者の研究メモ
    t-kawase
    t-kawase 2009/03/02
    佐藤先生の本は昔「なるほど」と膝打ちながら読んだんだが。要検討。「雰囲気」と言っちゃうと身も蓋もなくなるしな。
  • 『差別論―偏見理論批判―』佐藤 裕(明石書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「理論社会学の醍醐味」 今回は、私と富山大学で一緒に仕事をしている佐藤裕さんの研究をご紹介します。 佐藤さんの研究対象は差別です。ただし、ここでいう「差別」は、一般的にイメージされやすいものと必ずしも一致しません。 私たちが差別という言葉でイメージしやすいのは、社会的カテゴリーによる不当に異なった扱いを指すでしょう。例えば「男性と女性は均しい扱いを受けるべきなのにそうなっていない。これは差別だ」というふうにです(これを佐藤さんは「差異モデル」と呼びます)。このとき、差別をなくす方法はというと、告発を行い、権利をとりもどす、ということになるでしょう(これを佐藤さんは「人権論」アプローチと呼びます)。 *「社会的カテゴリー」は、「集団」に近い概念ですが、例えば「女性」のように実体的な社会集団でないものも含みます。 しかし、「社会的カテゴリーによる異なった扱い」を具体的に画

    『差別論―偏見理論批判―』佐藤 裕(明石書店) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
    t-kawase
    t-kawase 2009/02/27
    興味深い。注文するか。(追記)ジュンク堂で発見。買った。
  • ジョカン、ダライ・ラマ、『沈黙』 - 読んだり食べたり書き付けたり

    さいきん、チベットについての日記を書いていませんでした。上記のなどは読んでいるのですが、行こうと思っていたチベット関連のイベントに、体調が優れず行けなかったことがあったほかに、いろいろと腹立たしいニュースが多かったからです*1。 これに関しては、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所の記事もお読みください。 http://www.tibethouse.jp/news_release/2009/090120_day.html そしてまた最近のニュース*2…。 ジョカン(大昭)寺では、昨年の抗議行動後の取材ツアーで「チベットに自由はない」と記者団に訴えた僧侶が登場。「他の僧侶にそそのかされてやった。今は中国の法律を勉強した」と態度が一変していた。 このニュースを最初に読んだ時に思ったことは「ああ、逮捕されたあと思想改造されちゃったんだな」と、いうことでした。しかし、なにかが引っかかっていたのです。

    ジョカン、ダライ・ラマ、『沈黙』 - 読んだり食べたり書き付けたり
    t-kawase
    t-kawase 2009/02/17
    ダライ・ラマの言葉と遠藤周作の『沈黙』の共通点
  • 私は光源氏が嫌いだった - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wake

    はじめて源氏物語を知ったのは与謝野晶子訳だったような気がする。母親がもっていた、現代語訳の日古典選集みたいなものがあって(筑摩書房あたり)、それに収録されていたのだった。夏休みの最中に突然引越しが決まって、その荷物の出し入れで奥にしまいこまれていたが幾つか出てきて、学校がはじまるまでの間の暇をなぐさめていた。 源氏物語というものがあることは知っていた。小学六年生のときだから、あるいは学校で歴史の時間に習ったのか(当時、小学校の六年の社会は、公民と日史を混ぜたような内容だった)、それとも別ので読んだのか。与謝野は随分とすでに古風な文体ではあったが、それほど抵抗なくするりと読むことが出来た。ただ、やはり、宇治十帖などは複雑に過ぎて、その面白さがわかったのはだいぶん後になってからだった。 それで、話は波乱万丈で、いくつか贔屓の登場人物も出来て、たいそう面白く読んだのだが、わたしは主人公で

    私は光源氏が嫌いだった - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wake
    t-kawase
    t-kawase 2009/02/01
    「あのあまりにも受動的でいてそれでいて据え膳は絶対逃さないすっぽんのような性欲をもった主人公」に思わず大笑い。若いうちは、もっと「禁欲」している小説読んでおいた方が良いよね。
  • 2009-01-19

    と近所のカレー屋へ。ちょっとべすぎた。 羽入辰郎氏の「マックス・ヴェーバーの犯罪」は、ヴェーバーがプロ倫で犯していた不誠実な資料改竄を暴露して「ウェーバー学界」に激震をもたらしたが、それに対して折原浩氏がヴェーバーを擁護する立場で出したもの(の一冊)が前者、それに羽入氏が反批判(返り討ち)したものが後者である。 両者を読み比べてみて、折原氏にも一理程度はあるにせよ、全体としての印象では、羽入氏の立論の正当性が裏付けられたと私は思う。語学力や、資料の読み込み方に代表される学問の作法について、羽入氏の方が数段優れており、それに対して折原氏は、無理な「詭弁」を弄して強弁するだけだ。しかも、羽入氏の博士号を、東大文学部に圧力をかけて、撤回させようとしたと言うのだから、何をか言わんやである。 ウェーバーが犯罪者、詐欺師とまで言うのは言いすぎかもしれない。だが、相当にズルイ方法で自説を主張し

    2009-01-19
    t-kawase
    t-kawase 2009/01/25
    折原・羽入論争について
  • 『光州の五月』 - Arisanのノート

    光州事件に深い関わりをもつ人物でもある作家の手になるこの小説は、たんに歴史の事実に材をとったというだけのものではなく、社会や個人にとっての「暴力」という複雑で壮大な主題に肉薄した文学作品になっている。 光州の五月 作者: 宋基淑,金松伊出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2008/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見る 80年5月に起きたいわゆる光州事件は、民主化運動史上に重大な意義をもつ出来事として、現在では韓国の正史の一部のようになっており、(全斗煥によって投入された)国軍による虐殺に抵抗して亡くなった多くの市民・学生は、国立墓地に葬られ、毎年大統領が出席して記念式典が行われるまでになっている。 http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008051800091&genre=E1&are

    『光州の五月』 - Arisanのノート
    t-kawase
    t-kawase 2009/01/25
    「殺された人々ばかりでなく、殺した軍人たちの側も、権力者たちによる人格の破壊(道具化)という暴力の被害者である。」この視点が重要だと思う。
  • [書評]「偏差値秀才クンたちの歪みきった自画像」大月隆寛・「諸君」12: 極東ブログ

    「諸君」という雑誌はあまり買わない。理由は単純でつまらないからだ。AERAを買わない理由と同じ。機会があれば目次を立ち読みする。それに束のある雑誌はゴミになっていやだなとも思う。文藝春秋で困るのにさらにオヤジ雑誌は要らん、とキーワード「オヤジ」がいきなり出てしまったが、純正オヤジといってもいい私ではあるが、いわゆるオヤジものにはあまり関心がない。オヤジ代表の西尾幹二も好きではない。理由は小林よしのりのいうポチ保守だからではなく、処女作以来の読者だったからだ。ニーチェに挫折した若い西尾がいつからズルムケになってしまったのかなと思い起こす。この人の昭和回顧ものもつまらない。回顧なら小林信彦のほうがいい。「国民の歴史」に至っては、ほとんど盗作ではないかと思う。卑しいとすら思う。 「諸君」を買ったのは人待ちの屋でたまたま大月のこの記事を見たからだ。何を言っているのかざっと読んでよくわからないので

    t-kawase
    t-kawase 2008/12/18
    大月の「歪み方」について。
  • 東欧はわれわれに重要な視座を提供する - Danas je lep dan.

    ソ連の研究者である塩川伸明氏がナショナリズムについてのを書いたと聞いて,早速読んでみた。ナショナリズムを論ずるというのは世界中で起きた事象を総括する訳で,そこには自ずから著者の個性――つまり,どのようなフィールドを専門としてきたか,という事が滲み出る。東欧に関心を持つ人間として,旧ソ連をフィールドとする研究者が執筆したナショナリズム論が出るというのは素直に嬉しい。民族とネイション―ナショナリズムという難問 (岩波新書)作者: 塩川伸明出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/11メディア: 新書 書では,まず,エスニシティやネイション,ナショナリズムといった概念の解説が行われる。二つの概念は決して同一の発展段階上にあるのではなく,例えば多様なエスニシティを包含するネイションというのも有り得る。著者は,ヨーロッパ諸言語における「ネイション」の用語法について説明する。原初主義や構築主

    t-kawase
    t-kawase 2008/12/13
    そっか、平野君、結構批判されているのか・・・。
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

    ウェブリブログ:サービスは終了しました。
    t-kawase
    t-kawase 2008/12/09
    これは買う。1,2年生の基礎ゼミでも使えそうだ。
  • [日記] 祝クロード・レヴィ=ストロース100歳の誕生日2008-11-28 - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」

    きょう11月28日は、クロード・レヴィ=ストロースの100歳の誕生日です。予定原稿でも作っておいて気の利いたことでも載せればよかったのでしょうけれども、行き当たりばったりで。 主著の『神話論理』の最終巻(神話論理4)の第一分冊の『裸の人1』はようやく誕生日に間に合って刊行されたようですが、『裸の人2』は来年の4月ごろになるようです。これで『神話論理』4部作の翻訳が完結しますが、なかなか読む人は少ないでしょうね。もっと短く読みやすい神話論である『大山の物語』が翻訳されるといいのですが。原著の『裸の人』が出版されたのが1971年ですから、70年代に翻訳が出ればもっと読まれたでしょうが、もっとも「構造主義」ブームという形で消費されて忘れ去られてしまうよりは良かったのかもしれません。レヴィ=ストロースの思索は、「現代思想」として消費されてしまうものとは無縁の、消費されつくせないものを示しているの

    [日記] 祝クロード・レヴィ=ストロース100歳の誕生日2008-11-28 - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」
    t-kawase
    t-kawase 2008/11/28
    レヴィ=ストロースの偉大さについて。でも、どうして70年代の花盛りの時に訳されなかったんだろう。