私は光源氏が嫌いだった - 鰤端末鉄野菜 Brittys Wake

はじめて源氏物語を知ったのは与謝野晶子訳だったような気がする。母親がもっていた、現代語訳の日本古典選集みたいなものがあって（筑摩書房あたり）、それに収録されていたのだった。夏休みの最中に突然引越しが決まって、その荷物の出し入れで奥にしまいこまれていた本が幾つか出てきて、学校がはじまるまでの間の暇をなぐさめていた。 源氏物語というものがあることは知っていた。小学六年生のときだから、あるいは学校で歴史の時間に習ったのか（当時、小学校の六年の社会は、公民と日本史を混ぜたような内容だった）、それとも別の本で読んだのか。与謝野は随分とすでに古風な文体ではあったが、それほど抵抗なくするりと読むことが出来た。ただ、やはり、宇治十帖などは複雑に過ぎて、その面白さがわかったのはだいぶん後になってからだった。 それで、話は波乱万丈で、いくつか贔屓の登場人物も出来て、たいそう面白く読んだのだが、わたしは主人公で

[Crowser]

[?B][?B] http://b.hatena.ne.jp/entry/11914373 中年になってからの光源氏の扱いを見れば、紫式部が皮肉を込めて書いてるのが分かる。大塚ひかり「源氏の男はみんなサイテー」参照。

[angmar]

妻問婚に言及せず現代的規範で素行面を批判されても…源氏が情において傲慢な人間と描写されているのはともかくとして／アニメのGenjiは耽美になりそこなったおかげで源氏の滑稽さが浮き彫りにされてる気がする

[nui81]

確かに村上春樹作品の女性のあり方には違和感を覚える。でもなんか作品として好きなんだよなー。光源氏は、いやでもやっぱ若紫を育てるのにはぐっとくるぜ！

[another]

源氏物語については、昔から、男である自分には原理的に理解不能なんだろうなという奇妙な諦めがある。

[font-da]

私もちゃんとした訳は与謝野晶子から読んだ。（「あさきゆめみし」の後ね。あとまろ語訳も読んだ）いや、私は好きなんだよな、源氏物語。。。

[roki_a]

「光源氏は才能があるのに政治運にめぐまれず…」っていう説明書きを「そりゃあ才能全部性欲に行ってるんだからうまくいくわけなかろ…」と思いながら読んでた。

[t-tanaka]

川原泉の「笑う大天使」の主人公たち三人組が書いた源氏物語の感想レポートを思い出した。時代背景とか抜きにすると，まあひどい話ではある。

[uunfo]

源氏物語は前置きかいな。光源氏が好きっていう人って多いの？たいていこういう印象じゃないの？でもって典型的な少女漫画って結構源氏物語に似たところがない？

[wackunnpapa]

以前「現代の価値観で『源氏物語』叩き切っても意味がない」みたいなことを言われて，反論できずにしばし考えこんだことがあります（＾＾；）．

[ROYGB]

そういえば光源氏と島耕作が似ているなと思った。検索してみたら、すでにそういう説はあった。／男女逆で何か無いかとも考えたけど「舞踏会の手帳」くらいしか思いつかなかった。

[AT-Corp]

自分は源氏物語でちょっとだけ変態嗜好に目覚めたと思う。ハードフェチ文学源氏物語

[fromdusktildawn]

光源氏が紫の上を無理やりやっちゃうシーンでオナニーしたことのある高校生は多いんじゃないかな。権力、支配、服従は、エロ本の要素としては珍しくもないよな。メイドといたすエロマンガも構造的には似てる。

[Phys]

漢字が読めない。「惨ない」とか「諾わない」とか。

[godfrey]

「源氏物語？エロ本だよ、アレ」と言い切った国語教師を知っているｗ

[okadaic]

＜あまりにも受動的でいてそれでいて据え膳は絶対逃さないすっぽんのような性欲をもった主人公ども＞……草食系男子の正体です。空から女の子が降ってくる国で繰り返される歴史。

[felis_azuri]

『性と権力が野放図に繁茂し、その結びつきが野合としてではなくむしろ祝福された結合として描かれた源氏物語の世界と、幻想の世界を経由しつつ権力と性が緩く絡み合っている村上の世界』…身も蓋もないような(^^;

[mmddkk]

村上春樹「彼は古来からの、権力をめぐる性のありかたに周到に焦点づけした修辞の体系としての日本文学の系譜に位置しているのではないか」

[PledgeCrew]

日本文学の「王道」ですかね。王朝物語というのも読者はほとんど姫君様ですね。「更級日記」にもあるように

[t-kawase]

「あのあまりにも受動的でいてそれでいて据え膳は絶対逃さないすっぽんのような性欲をもった主人公」に思わず大笑い。若いうちは、もっと「禁欲」している小説読んでおいた方が良いよね。

[kaiteki61]

？　むしろ、光源氏がどうしてそんな風にならなきゃいけなかったのかを考えさせる文学だと思います

[okemos]

id:cham_aさん「そもそも好きなSFが全滅しかねなかった」んなこたぁないっしょ！ティプトリーとかはどうすんですか？ってのはエントリーの趣旨とづれすぎてますね。Brittyさん、すいません。

[jack_oo_lantern]

小学生のとき、源氏物語を「源氏が女性を誑かして歩く話」と言ったら担任に呆れられたのを思い出した。情緒とか文学性云々とかで、好きな人多いですよね。舞姫然り。現代でこんな話書いたら酷い扱いされそうだけどw

[crowserpent]

中年になってからの光源氏の扱いを見れば、紫式部が皮肉を込めて書いてるのが分かる。大塚ひかり「源氏の男はみんなサイテー」参照。

[cham_a]

この読み方をすると古典で楽しめるのが限定されてくるし、そもそも好きなSFが全滅しかねなかったので心に棚を作ったり「それはそれ！これはこれ！」で読むようにしてるな／↑そもそもの時点ではそっち系統は未読で

[shidehira]

｢あさきゆめみし｣を読んで、『源氏物語』にはまり、大学の国文に入ったという人に高田馬場であったことがある。その人の｢源氏名｣は葵やった。

[ohnosakiko]

今の感覚で読み直すと日本の文学の多くは男根小説になるのかな／フェミニズム批評とかそういうのやってますね／斎藤美奈子の「妊娠小説」もそうか（あれは面白い）

[kurokuragawa]

「男闘呼組のほうが好きだ」って話かと思えば（←それは光GENJI）

[kaitoster]

まあ源氏物語が深夜アニメになる時代ですからね・・・。夕顔出てきたと思ったら即効でお亡くなりになられました。なにこの超展開→http://genji-anime.com/

[kanimaster]

光源氏が好き、という人は少ないかも。主人公というより狂言回しかも。

[ghostbass]

アルファブロガー清少納言　VS　携帯小説作家紫式部の戦いの予感