「この数カ月で大きな進捗(しんちょく)があった。今年(2019年)末までには、電波発射済みの基地局が3000以上になる」――こう語るのは、楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏だ。同社傘下の楽天モバイルは、10月からのサービスインを事実上見送り、5000人のユーザーを対象にした「無料サポータープログラム」を開始した。三木谷氏は「ネットワークのクオリティーについては、極めていいものができた」と自信をのぞかせる一方で、有料サービス開始後の料金については沈黙を貫く。 楽天モバイルのカバーエリア 大手3社の幹部は、こうした状況を冷ややかに見る。「うちの技術者は、そんなに簡単にできるもんじゃないと思っている」と語ったのは、ソフトバンクの代表取締役社長兼CEOの宮内謙氏だ。宮内氏は、かつてソフトバンクがボーダフォンを買収し、携帯電話市場に参入したときのことを引き合いに出しつつ、次のように語った。 「
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