今、バナナの消費量が伸びている。バナナといえば、いつでもどこでも気軽に手に入るフルーツの代名詞であり、青果店やスーパーだけではなく、コンビニやスターバックスでも手に入る品だ。総務省が「家計調査」で発表している「生鮮果実1人1年当たりの購入数量」をみると、1993年には32.7キロだったが、2017年には25.2キロまで減少している。一方、バナナは、1993年には4.4キロだった購入数量が、2017年には6.2キロまで増えている。増えた分の1.8キロは具体的にどのくらいあるのか。中くらいのサイズのバナナ1本を150グラムとすると、12本分である。24年間で、月1本、バナナの消費量が増えていることになる。 【画像】賞味期限が20分のバナナジュースを売るそんなバナナ 同調査によれば、果実の国内需要の中でも生鮮用として消費される438万7000トンのうちの96万トン、つまり約20%程度がバナナとさ