千葉県南房総市でダムの貯水率が低下し断水のおそれが出ている問題で、市は住民説明会を開き、断水を行う場合の理解を求めました。 南房総市では雨が少ない状態が続いていて、水源となっている小向ダムの貯水率は12日現在およそ30%まで低下しています。 市が開いた住民説明会で、石井裕市長は「ダムの渇水でご迷惑をおかけしておわびします」と述べました。 そして節水への協力を呼びかけたうえで、ダムの貯水率が20%を切った場合、市内の一部の地域3200世帯を対象に断水を行うことに理解を求めました。 また、断水で売り上げに影響が出た事業者に対しては、市が支援金を給付する方針を明らかにしました。 住民からは「コロナ禍で水道が止まると感染リスクが高まり不安だ」といった意見が出ていました。 説明会のあと、石井市長は「断水をなんとか回避したいが、断水になった場合、生活を乗り切るための協力や支援をよろしくお願いします」と