産経新聞8日付朝刊に掲載した、今や無所属の松木謙公元農水政務官のインタビュー記事。松木氏は周囲の制止を振り切り内閣不信任決議案に賛成したことで一躍、「時の人」となった。インタビューは7日に約1時間行われた。その中で出てきた数々の菅政権批判。このコーナーでは今回、新聞紙上では取り上げなかった未掲載分を紹介し、「男を上げた」と言われる松木氏の実像に迫りたい。 松木氏が菅政権について「一番邪悪で最低」と酷評したのは本紙既報通り。ではなぜ邪悪で最低なのか。インタビューで松木氏は、田中真紀子元外相らと3月中旬に首相官邸に乗り込み、東京電力福島第1原発事故の対応に関する要望書を提出したときのことを振り返った。 松木氏によると、このとき首相は「東日本はつぶれるかもしれない」と発言したという。この言い回しは故笹森清・元連合会長にも首相は語っており、松木氏は「そんなことを平気で言う。なんという軽さか。『学童