北海道新幹線の札幌延伸に向けたトンネル工事で、建設主体の鉄道・運輸機構は、工事の遅れを取り戻すために行っている追加のボーリング調査について、機材が破損して掘り進めることができなくなったとして調査を停止したと明らかにしました。 北斗市から八雲町までのおよそ33キロにわたる北海道新幹線の渡島トンネルでは土砂を含む湧き水がトンネル内に流入し掘削作業が中断したことなどから工事に3年から4年ほどの遅れが出ています。 工事の遅れを取り戻そうと鉄道・運輸機構は地質を調べるために追加のボーリング調査をことし6月から行っています。 しかし今月上旬になって掘り進めることができなくなり、調べたところ機材の破損が確認されたため、調査を停止したと明らかにしました。 ボーリング調査は渡島トンネルの中の2つの工区で水平方向にいずれもおよそ500メートル掘り進めることを目標としていましたが、それぞれおよそ300メートルの