ヒストリー・チャンネル『ザ・フード ~アメリカ巨大食品メーカー』公式サイトより ハインツ、ケロッグ、コカ・コーラ、マクドナルド…… 日本でも知られるアメリカの食品メーカーはいかにして誕生し、国民の食生活を変革していったか? に迫るヒストリー・チャンネル製作のドキュメント『ザ・フード ~アメリカ巨大食品メーカー』を観た。 産業革命の時代、人々は農村部から工業化された都市部に移り住む。都市部では急激に増えた人口に対応しきれず、食糧難の時代がやってくる。 当時のアメリカの食糧保存技術は低く、腐った肉や魚が平気で売られ牛乳は白く見える染料を混ぜて売られていた。人々は食料品の安全など信じず、食料品を買うことはギャンブルだった。1875年、若き起業家ヘンリー・ジョン・ハインツはホースラディッシュの販売を拡大するため農場を大量に買い取ったが借入金を用意できず詐欺罪で警察に逮捕されてしまう。新聞は彼を「起