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書評に関するtal9のブックマーク (324)

  • リスクを取らないことは最大のリスクである :投資十八番 

    羽生善治さんの新著「大局観 自分と闘って負けない心」を読みました。書は、羽生さんの棋士生活二五年のまとめとして執筆されたもので、勝負に対する考え方が書き綴られています。「大局観」とは全体を見て状況を把握し何をすべきかを判断することです。将棋は「読み」と「大局観」のゲーム。がむしゃらに読み込む力は若い棋士が上ですが、経験を積むほど精度が増す大局観によって、互角の勝負にもっていけると羽生さんはいいます。書はこの大局観だけでなく、集中力の鍛え方、負け方、運・不運など、さまざまなテーマが独自の視点で語られていて、新書としてはとても読み応えがあるでした。ブログの表題とした「リスクを取らないことは最大のリスクである」というのは、書の一つのトピックから引用したものですが、「リスク論」として実に面白いことが書かれています。

  • 文章力とは、この世を生きる力である

    これまで読んできた文章術の中で、トップクラスに入る良書です。書を読めば、細かいテクニックは抜きにして「人に読んでもらうに値する文章」を書くためのコツを知ることができます。 誰も教えてくれない人を動かす文章術 音を言うと、書は紹介したくなかった。ライバルが増えてしまうから(笑) 凡庸さは恥 文章においては、凡庸さは恥です。結果としての凡庸さはある程度しかたがないとしても、せめて「凡庸さは恥」だということを肝に銘じておきたい。実は、このことを知ってもらうことこそ、私が書を書くにあたっての、隠されたテーマなのです。 脳天をガツンと叩かれたような感覚でした。私は以前から「万民に受ける記事=誰にも読まれない記事」という持論を持っていたので、勇気をもらえました。 「どっちも大事」みたいな理想論をアップしていたら、まったく見向きもされなかったと思います。「それができれば苦労はしない」的なコメ

    文章力とは、この世を生きる力である
  • 「おもしろい書評」を書くために必要な7つの知識

    書評は当ブログのメインのコンテンツとなっています。毎日ブログを更新する(平日のみ)と決めている私にとって、書評は計算できるコンテンツです。一冊読めれば、確実に一記事を更新できるからです。 書評にはコツがあります。私が書く書評が面白いかの判断は皆さんに任せるとして、もし当ブログのような書評を書きたい方は、これからご紹介するポイントを抑えておけば、誰でも書評が書けるはずです。 Tagged! / laszlo-photo 1.「自分が主役」を強く意識する のあらすじを順番に書いて、その都度「私もそう思いました」「共感しました」のような平凡なコメントを付けていく書評が多いです。このパターンの書評は「」の内容が主役になってしまい、凡庸な文章になりがちです。絶対にこういう書評は書かないことです。 個性というのは、ある種の「無理」や「歪み」だと思います。無理や歪みが一切ない整然たるものというのは、

    「おもしろい書評」を書くために必要な7つの知識
  • 「砂糖の世界史」のスケールに圧巻 :投資十八番 

    書が商品としての「砂糖」の歴史、つまり製法云々の変遷を辿っただけであったのなら読み物として面白くもなんともありません。書が圧倒的に面白い理由は、砂糖という「世界商品」を通じて近代以降の世界史をダイナミックに描いていることにあります。砂糖は大量生産によって人類の生活を抜的に変えましたが、それだけでなくイギリスの産業革命や、地球上の人間の配置をすら変えてしまった要因にもなったのです。 アジアのどこかが原生地だとされる砂糖きびは、のちにイスラム教徒の手によって「コーランとともに」西に西に移動し、ついにはヨーロッパ人の手によって「聖書とともに」新世界にもたらされます。砂糖の大量生産には膨大な人力を要するうえ、砂糖きびが土地の地味を急速に失わせる作物であるという特徴から、奴隷制に支えられた大規模プランテーションと土地と労働力を求めて移動せざるを得なかったのです。 イギリスを発した奴隷船は

  • 『キュレーションの時代』 産経新聞 2月19日号 書評欄掲載 - 成毛眞ブログ

    キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) 作者: 佐々木俊尚出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2011/02/09メディア: 新書購入: 57人 クリック: 2,260回この商品を含むブログ (201件) を見る 著者は冒頭で、書のタイトルにもなっている「キュレーション」の定義をしている。すなわち「無数の情報の海の中から、自分の価値観や世界観に基づいて情報を拾い上げ、そこに新しい意味を与え、そして多くの人を共有すること。」だ。 この機能がツイッターやフェースブックなどのソーシャルメディアに組み込まれることで、とりわけメディアや広告業界を取り巻く環境は大きく変わるのだと、未来予測をしてみたのが書である。 このように紹介すると、凡百のネット評論のように聞こえるかもしれない。しかし、書は膨大なコンテンツを、まさにキュレーションしながら紹介することで、じつに

  • 9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの12の教え方 - ゆきらん

    9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方 いやー勉強になりましたねーこの。 その中でも個人的にためになったという箇所を紹介したいと思います! 著者は、東京ディズニーランドがオープンした1983年入社の一期生、福島さんですので説得力があります。 後輩を叱るノウハウ 先輩にとって、一番難しいのは後輩を叱るというものです。 ディズニーでは、そんな難しい叱るというコミュニケーション能力を身に付ける教育プログラムを別で設けています。 基姿勢としては、 1. 叱る前に褒める 2. 叱った後、フォローする トレーナーとは? ディズニーでは、新人や後輩を教える係、トレーナーという立場があります。 一般の会社でいうと、管理職や先輩にあたるところでしょうか。 ディズニーでは、トレーナーになりたいかどうかを中堅どころのアルバイトに聞きます。 一般の企業と違うところは、トレーナーになったからっ

    9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの12の教え方 - ゆきらん
  • カリスマ税理士が執筆のために100冊会計本を読んだ中からガチでオススメする5冊 : マインドマップ的読書感想文

    【はじめに】◆つい先日のこと。 友人の税理士である吉澤 大さんとメールしていて、吉澤さんが、Twitterでこういうツイートをされていることを知ったワタクシ。 ちなみに、この5冊について、どこがどうオススメなのかは、吉澤さんはTwitterでは明らかにされてませんでした。 そこで、「ブログのネタとして美味しいんで、詳しく教えて下さい」とお願いしてみたところ、今般、その5冊について解説して頂いた次第。 ぶっちゃけ「他力願」ではございますが、「会計も読まねば」と思っている方には、必見の内容かと。 なお、後半では、その吉澤さんの「100冊読破の成果」についても説明がありますので、お楽しみに! いつも応援ありがとうございます!

    カリスマ税理士が執筆のために100冊会計本を読んだ中からガチでオススメする5冊 : マインドマップ的読書感想文
  • 【P&Gの秘密!?】P&G社員が優秀と言われる5つの理由 : マインドマップ的読書感想文

    P&G式伝える技術 徹底する力―コミュニケーションが170年の成長を支える (朝日新書) 【の概要】◆今日ご紹介するのは、先日の気になる記事で登場した、『P&G式伝える技術 徹底する力』。 の内容としては、P&Gに関する会社レベルの話も多いのですが、今回は特に「P&G社員がなぜ優秀と言われているのか」に関係していると思われる部分に注目してみました。 実際、転職市場では「元P&G社員」は人気があると言われている様子。 その秘密の一端でも明らかにできたらな、と。 いつも応援ありがとうございます! 【目次】プロローグ 第1章 「伝える力」で、「考える技術」を学ぶ 第2章 上司ではなく消費者がボス 第3章 全世界13万人の社員に「目的」を浸透させる 第4章 グローバルなコミュニケーションノウハウ 第5章 なぜ170年以上も成長を続けられたのか 【P&G社員が優秀と言われる5つの理由】■1.伝

  • 戦後の世界経済が俯瞰できる本 - Chikirinの日記

    「今年は無職だし、でも読むか」ということで、「月に2冊はを読む。(ただし暇な月のみ)」という目標を立てました。やや目標が低めではないかと思われるかもしれませんが、これでいいんです。あんまり高い目標をたてると大変ですから。 で、早速1冊読んでみました。 経済危機のルーツ ―モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか 作者: 野口悠紀雄出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2010/04/09メディア: 単行購入: 3人 クリック: 74回この商品を含むブログ (36件) を見る 尊敬する野口悠紀雄先生のです。元々は2008年-2009年の週刊東洋経済の連載なので、ちきりんも一度は読んでるんですけど、で通して読んでみたらその内容が非常によく理解できました。 戦後の世界経済の変遷が概観されてます。(のタイトルとはやや違います。)ここでは世界大戦が終結した1945年からリーマン

    戦後の世界経済が俯瞰できる本 - Chikirinの日記
  • 本を吸収するための読書記録カードの書き方(テンプレート付き) - 凹レンズログ

    私が大学生の時に、読書の仕方を変える1冊のに出会いました。それは、呉 智英の「読書家の新技術」です。このの中では、読書をするにあたって1.何を読むか(良書、目的の探索方法)、2.どう読むか(読書速度、原点の読み方)、3.を吸収する(の内容を咀嚼し自分のものにする)、など効率的な読み方が紹介されていました。 私が最も影響を受けたのが、「を吸収する」方法でした。今でこそ、書評をブログに書いてアウトプットすることによって吸収作業を行っていますが、以前は「読書カード」を作ってそれに記録をとることによって内容の咀嚼をしていました。 読書カード 読書カードとは、つまりは1冊につての“まとめのメモ書き”です。著者いわく「そのカード1枚で、の全体像、覚えておきたい事がわかる」もので、「原則1冊1枚で凝縮技術の練習をする」ためのものです。当時は、書籍に関するデータをカードにまとめるという習慣

    本を吸収するための読書記録カードの書き方(テンプレート付き) - 凹レンズログ
  • 読め。 - 書評 - こう考えれば、うまくいく。 : 404 Blog Not Found

    2010年12月16日19:30 カテゴリ書評/画評/品評Art 読め。 - 書評 - こう考えれば、うまくいく。 著者より献御礼。 こう考えれば、うまくいく。 日垣隆 そんな直球タイトルで大丈夫か? 大丈夫、問題ない。 一番いいのを頼むなら、結局著者のということになるのだし、実は一番大事なところをきちんとひねってあるのだから。 書「こう考えれば、うまくいく。」は、「今回もだめだったよ」とならないように著者がどう考えてきたのかを一冊にまとめたもの。 日垣隆公式サイト ガッキィファイターより抜粋 週休三日で成果を四倍上げる──と考える 売り買いは極上のエンタメだ──と考える 「国民のため」「客のため」は偽善だ──と考える 情報はまだ全然足りていない──と省察する 自腹を切らずして「目利き」たりえず──と考える 正解でなく最適解で──人を評価する 人生はギャンブルだ──と正しく認識する

    読め。 - 書評 - こう考えれば、うまくいく。 : 404 Blog Not Found
    tal9
    tal9 2010/12/17
    (読了後の感想)えっ・・・「科学する麻雀」ってこんな本なの?
  • 小手先の景気対策では、生産年齢人口の減少による内需縮小に全く対処できない | cpainvestor.com

    現役会計士が語るビジネス・会計・投資コラム このWebサイトに記載された事項は執筆者の私見であり、執筆者の所属ないし関係する機関・組織の見解ではないことをお断りしておきます。 久しぶりに、読み応えのある新書に出会いました。既にあちこちのサイトで紹介されている藻谷浩介著「デフレの正体 −経済は「人口の波」で動く− (角川oneテーマ21)」です。 この書籍の内容を一言で表すとすれば、エントリータイトル通りとなるのですが、「団塊世代の大量退職によって今後生じる現役世代の急速な減少と高齢者の激増が、どれだけ極端な内需の縮小を招くか」ということが、国政調査などのデータをわかりやすい図表で見える化しながら、丁寧に論証されています。 このブログでも都会と地方の経済格差に関してはいくつか記述してきたように思いますが、この書籍を読んで、「都会の方こそ今後は深刻な需要不足に陥る可能性が高い」ということがよく

    tal9
    tal9 2010/11/29
    「デフレの正体」のススメ
  • 希望格差社会―「負け組」の絶望感が日本を引き裂く

    近頃、日社会ではいろんな問題が起きていて、たまに「社会的地位|所得格差の格差が拡大」したことが原因であるかのような風潮が見られる。けれど、すっごく違和感があった。 彼らが指摘してる格差ってのは結果もしくは過程の事象だと思っていて、もっと根の原因として国民それぞれの間にあるやる気・希望に格差が発生してることが原因なんじゃないかと。 それがふと気になってTwitterで『所得・社会的地位の格差が問題視されてるけど、当なら「やる気・希望の格差」の方が問題なんじゃまいか?』と書き込んだところ、藤野さん@fu4からのリプライで『山田さんの名作「希望格差社会」というのがありましたね。』というまさにこれ!な情報を頂いたので、さっそく入手して読んでみたのでその読書メモ。(あ、区の図書館で借りました。無料だし、ネットで予約して最早次の日に手に入るので便利だし…) ——————————— まず全体的な感

  • 「論理トレーニング101題」はスゴ本

    東大教授が新入生にオススメする100冊」に、必ず登場する名著。 書は、安直ビジネス書に群がり、カモにされているカモリーマン向けではない。週末にナナメ読んで、「なんとなく分かった気分になる」自己満足を目指していない。1問1問、エンピツとノートを準備して、101問すべてに取り組むべし。「解説書なんかいくら読んだって論理の力は鍛えられない。ただ、実技あるのみ」のとおだ。やれば、やった分だけ向上する。 大きく2部に分かれており、前半は、接続詞に注意して正確に議論を読み取り、その骨格をつかまえるトレーニング。そして後半は、演繹と推測の適切さを論証し、さらに論証を批判的にとらえる訓練をする。すべて、①練習問題→②自力で解く→③解説と答えあわせのくり返し。章末に、ちとムズめの問題が待ちかまえており、③の理解を確かめることができる。200ページたらずの薄手のなのに、中はどろり濃厚で、「飛ばして」「ナ

    「論理トレーニング101題」はスゴ本
    tal9
    tal9 2010/08/23
    今年も復習してる
  • [書評]小倉昌男 経営学(小倉昌男): 極東ブログ

    「小倉昌男 経営学(小倉昌男)」(参照)は、宅配便という分野を創始したヤマト運輸の元社長小倉昌男氏が初めて書いたいわば自伝で、手元の初版を見ると1999年とある。もう10年も経つのかと感慨深い。絶版か文庫になっているかもしれないとアマゾンを覗いたら普通に単行として販売されていた。普通にロングセラーなのだろう。もしまだ読まれたことのない人がいたら、読めばロングセラーの理由がわかる。名著だからだ。 小倉昌男名の書籍は他に数点あるが、このが最初だった。ヤマト運輸の宅配ビジネスについては、私も20代の終わりでひょんなことで参加した経営セミナーでケーススタディとして学び、ビジネスの基・新しいビジネスの考え方・独創的な展開などの点からも驚いたことがある。小倉さん人のを読みたいものだとその頃から思ったが、その後もずっとなかった。理由は書に書いてある。ヤマト便のCMがテレビに流れるころのこと

    tal9
    tal9 2010/07/07
    何年も積ん読状態にしてある。これを機に読んでみたいのう
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: マッキンゼーITの本質

    ここしばらく開発現場を離れ、「こんさるたんと」のお手伝いをしている。そこでマッキンゼーの中の人と仕事をしているのだが、奴らはスゴいの一言に尽きる。激務という言葉はまさに奴らのためにある。 たしかに、私も佳境に入ると夜討ち朝駆け徹夜仕事になる。システム屋は盆と正月こそ稼ぎ時だ(悲しいけどこれ現実)。しかし、奴らの場合はそれがデフォルトで、言葉どおり休みがない。「オレも休みなんてずいぶんもらっていないよ」と言いたい人は沢山いるだろうが、もう何年も一日たりとて休んだことないよという人はいないだろ。でも奴らはそれが普通。24時間戦えますか?(死語) もちろん、という連中。 だから奴らは、通勤時間を惜しんで六木や新宿にマンションを買っている(←激務に見合うだけ給料もハンパじゃないといっておく)。まぁマッキンゼーですら一つのステップで、激務の見返りにノウハウやパイプを吸えるだけ取って独立するつもりで

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: マッキンゼーITの本質
  • [書評]これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル): 極東ブログ

    「これからの「正義」の話をしよう いまを生き延びるための哲学(マイケル・サンデル)」(参照)をアマゾンで注文したとき、発送は随分遅れるとのことだった。発売日には来なかった。が、翌日来た。昨日である。読みやすく面白い。昨晩熱中して半分読み、今日後半を読み終えた。政治哲学をこれだけわかりやすく説明する書籍は希有ではないか。高校生や大学生には社会を考えていく上で是非お勧めしたい。 書巻末謝辞を見ると、「書は講義として誕生した」とある。講義は「ハーバード白熱教室」というタイトルで現在、NHK教育放送中らしい。私は見たことがない。英語のままであれば「Justice with Michael Sandel」(参照)で見ることができる。もっと小さなクラスの講義かと思ったら、大講堂での講義である。 政治哲学というと厳めしいイメージがあるが、サンデル教授は卑近な例、日常的な問題、社会ニュースの話題など馴

  • 「知の巨人」の読書法に驚愕した :投資十八番 

    先日、「を読む」的最高レベルの読書法という記事で、点検読書と分析読書の概要について紹介しました。これをみた方からメールをいただき、作家の立花隆氏も同じようなことをぼくが読んだ面白い・ダメな そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術で書いているので、読んでみてはどうだろうと教えていただきました。 そういうわけで、即効で入手し、連休の最後はこのを読みふけっていました。読書量が尋常でないことや、その膨大な知識量から「知の巨人」ともいわれる立花隆です。2003年に発表されたものですが、このはやっぱり凄かった。 三百冊の書評です。このどちらも一読の価値があります。 まず、1部ですが、冒頭で紹介した「を読む」を読んだ人であれば絶対に読んだ方がいいです。なぜなら、立花が語る読書法は、「を読む」でいう点検読書、分析読書、そしてシントピカル読書そのものだから。 私の読書のいちばんの特徴

  • 「本を読む本」的最高レベルの読書法 :投資十八番 

    読書には、「娯楽のため読書」、「情報を得るための読書」、「理解を深めるための読書」とがあります。娯楽のための読書はもっとも負担が軽い読書で、文字さえ読めれば誰にでも読める類のものです。これは特に技術は必要ありません。情報を得るための読書は、新聞や雑誌などを読む場合で、読み手の読解力、理解力があれば内容は理解できます。これも特別な技術は必要ありません。 を読む(アドラー著)で扱うのは「理解を深めるための読書」の方法です。100冊に一冊あるかないかの名著の読み方です。もともと読書という作業には読み手の積極性を必要としますが、この読書法では、極限まで積極的にと関わることになります。「読む」ことによって知識を得ることはもちろん、理解を深め、優れた読書家になるための読書術です。 1 初級読書 2 点検読書 3 分析読書 4 シントピカル読書 今回紹介するのは、2の点検読書と3の分析読

  • マンガの威力 - hiroyukikojima’s blog

    息子が、どうしても見たいというので、映画版『ライアーゲーム』を観てきた。あの論理的な戦略バトルが楽しいのか、それとも実は戸田恵梨香ちゃんにやられちゃったのか定かではないが、(実はぼくはこっそり恵梨香嬢にやられている)、親としては「アバターのほうに行きてえ」と密かに思いながらも仕方なく観に行った次第。いや、ところがどっこい、映画版『ライアーゲーム』はとてつもなく面白かった。ゲームの構造が、完全に協力ゲームなんだね。しかもコア解が存在しないタイプの。意味分からない人は以前にぼくがwiredvisionでライアーゲームと協力ゲームの関係を説明したhttp://wiredvision.jp/blog/kojima/200706/200706191246.htmlを参考にしてちょ。映画版は、戦略的なトリックもさることながら、エンディングの意味深な結末がすばらしい。ここでは詳しくは述べないけど、横矢の

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