ネガティブを極めて底を打たせる 僕は昔から心配性で、成功よりも失敗のイメージのほうが先に立ってしまう。よしやるぞ!と決めても数秒後には、いや待てよ……と不安になる。未来のビジョンに思いを馳せるより、過去の思い出に浸りがち。「きっとうまくいく」と自分に言い聞かせても「何を根拠に?」とセルフつっこみが入り、気持ちを持続することができない。 そんなネガティブで後ろ向きの人間でもそれなりに社会人としてキャリアを積んでこられたのは、こんな性格なりのモチベーション向上術をその都度、実践してきたからだ。 まずは、「ネガティブを極めて底を打たせる」という方法。無理にポジティブになろうとしても腰が引けてしまうので、いっそ、とことんネガティブに考え抜いて、それを反転させるという発想である。 そもそもなぜポジティブになれないのかというと、楽観的に考えようとすればするほど、「確率的にそんなにうまくいくはずはない」
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