この記事の写真をすべて見る 東日本大震災から9年。プライベートで被災地への旅を続け、著書『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』もあるお笑い芸人のカンニング竹山さんは、“原発の街”についての報道に違和感を訴える。 【画像】「これが食べたくて福島に行く」カンニング竹山イチオシのラーメンはこちら * * * 震災から9年になりますが、今年もやはり原発近くの街についての報道が画一的で良くないなと感じます。3月4日には福島県双葉町の一部、5日には大熊町の一部で避難指示が解除されましたが、JR常磐線の全線開通に向けて、双葉駅と大野駅とそれぞれの駅前の狭い範囲が解除されただけなんですよね。それなのに報道番組のリポーターが現地に入って、人のいない駅前と汚染水のタンク、立ち入り禁止を示すバリケード、住めなくなった家、汚染土が入った黒い袋の山、その近くを行き交うトラックの様子を伝えています。そし