岡田 大助 @IT編集部 2007年8月20日 ■コンテキストアウェアネスを実現するユビキタスIDアーキテクチャ ユビキタス社会とは、誰でも、いつでも、どこででも情報ネットワークを利用できる社会です。また、ユーザーが情報を意識せずにやり取りできるということも重要な要素の1つに挙げられます。その狙いは、人間の生活の支援です。 このような社会を実現するためには、生活空間のさまざまなモノが計算能力や通信能力を持つことが必要になります。また、それらを識別するためのIDが割り当てられる必要もあります。こうすることで、モノによる自律的な協調が実現できます。 ただし、モノ自身が状況(コンテキスト)を把握することは困難です。コンテキストは、モノの識別だけでなく、位置や空間の把握、関係性や概念の整理などによって導き出されます。 ユビキタスIDセンターが推進する「ユビキタスIDアーキテクチャ」は、コンテキスト