板付け蒲鉾を特殊フィルムで包装した後、かまぼこ型リテーナ(金型)に入れて加熱殺菌する製造方法です。 簡易真空包装のため、二次汚染などの細菌汚染が少なく、保存料などを使用しなくてもよい、保存性にすぐれた製造方法です。 それまでの蒲鉾製造方は、地場で水揚げされた魚をさばき、水さらし、らいかい、手付けと言う工程でかまぼこを製造していました。 当時は現在のように便利な流通手段が少なく、クール便等もありませんでしたので、昭和30年頃までのかまぼこは傷みやすく地元消費が主で生産量も現在に比べ少なかったです。 蒲鉾が傷みやすく、長距離輸送に耐えられない事に悩んでいた創設者である竹中 徳四郎が、寝ずに考えてできたのが、円柱のビニールに板とすり身を入れ、かながたと言う型枠で形成するものが原案として出来たと言われています。 この原型にたどり着くまでに何年も考え試作しては失敗を繰り返し、現在のリテーナ成形かまぼ