南米から流入するコカインが過去最高量を記録するなか、米国では沿岸警備隊はドローンによる監視を始めた。 by Michael Reilly2017.08.01 25 23 4 0 コカイン生産の急増(2016年の推定生産量は710トン)を考えれば、米国へ向かう公海上で記録的な量のコカインが押収されていることも、驚きには値しない。米国沿岸警備隊は2016年、過去最大となる221トンのコカインを押収した。 しかし沿岸警備隊は、密輸船を1隻を追跡している間に、4隻を取り逃していると考えている。沿岸警備隊は、東太平洋、カリブ海、メキシコ湾と合わせて966キロ平方メートルの海洋をパトロールしなければならないが、大型の巡視船は5隻しかない。そこで、より広い範囲に監視の目を行き届かせるため、沿岸警備隊はテクノロジーに目を付けた。 沿岸警備隊の巡視船ストラットン(Stratton)が南米の太平洋沿岸を巡視す