2025年までに生産性を6倍(2019年度比)にする−−。そんな目標を掲げているのが、東洋エンジニアリングだ。同社は「DXoT(Digital Transformation of TOYO)」と名付けたDX戦略を着々と進め、2022年にはすでに生産性2倍に達するなど、着実に成果を出し始めている。同社はどんな理由で「生産性6倍」という目標を掲げ、それを達成するためにどういったDXを行っているのか。東洋エンジニアリング DXoT推進部 部長の瀬尾範章氏に聞いた。 はじめに「生産性6倍」という目標を打ち立てた理由 瀬尾 範章/東洋エンジニアリング DXoT推進部 部長 2004年東洋エンジニアリング入社。配管設計エンジニアとして国内外でさまざまな設計・現場経験を積んだのち、2015年から同社史上最大のプロジェクト「マレーシア・エチレン・プロジェクト」のプロジェクト・エンジニアリング・マネージャー