●2006年2月3日、情報セキュリティ政策会議は「第1次情報セキュリティ基本計画〜『セキュア・ジャパン』の実現に向けて」を策定し、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)から公表した。これは情報セキュリティ問題について、個々の省庁が単独で当たるのではなく、複数の省庁が連携した形で進めていく基本計画である。いわば政府を挙げて推し進めるべき計画であり、情報セキュリティに関する我が国初の国家戦略と言える。 ●そこで、今回は、内閣官房情報セキュリティセンターのメンバーである山崎琢矢参事官補佐に、第1次情報セキュリティ基本計画について話を伺った。 山崎 琢矢(やまざき・たくや) 内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)参事官補佐 1996年4月に通商産業省(現:経済産業省)入省。 2000年4月より規制改革・ベンチャー育成施策を担当。 2002年5月より情報セキュリティ政策室にて情報