夏が終わる頃にひとつのアイドルマスターのMADをうpした。 それをどうして作ろうと思ったのか、今では思い出せない。 覚えているのは好きなアイドルと、歌わせたい曲があった、ただそれだけ。 MADを作るための知識なんて無かった。 MADを作るためのアプリや素材にしてもしかり。 ただがむしゃらに動画を切り、貼り付け、リズムを合わせ作り上げた。 数日かかった作業もいずれ完結した。 いても立ってもいられず、「見せたい」衝動にかられ、 すぐにアップロードを開始した。 ブラウザ上に映し出される自分の作品を見て歓喜した。 不安でもあった。どのような評価が下されるのか。 しかし、予想以上の再生数を短時間に稼ぐことになった。 元々ヌルいニコマス評価は俺の作品にも生温かかった。 「GJ!」「よかったよー」「次も期待」とおきまりのコメントが並ぶ。 それでも嬉しかった。昨日までそのようなコメントをする立場であった自