仕入れ価格上昇による企業への影響調査 | 帝国データバンク[TDB]8割超が十分な価格転嫁できず 〜 このうち、過半数が「今後、厳しい経営状態に陥る懸念がある」と回答 〜 原油先物相場（WTI、期近）は一時、1バレル＝60ドルを割り込むなどやや落ち着いているものの、世界的にエネルギー需要が増大するなか、原油や素材価格の上昇によって企業の仕入れ価格は値上がりが続いている。 そこで帝国データバンクでは、仕入れ価格の値上がりによる企業への影響について調査を実施した。 調査期間は2006年9月21日〜30日。 調査対象は全国2万35社で、有効回答企業数は9,570社（回答率47.8％）。 8割超が十分な価格転嫁できず、収益性の低下を余儀なくされる状況に 仕入れ価格の値上がりについて販売価格への転嫁状況を尋ねたところ、「仕入れ価格の値上がりが起きていない」企業（1,276社）を除く8,294社のうち、「十分に転嫁できている」と回答した企業は524社、構成比6.3％に
