近所の床屋はとにかく最高。三人いるオッサン理容師が三人が三人ともブラボーな薄毛で、彼らから流行の髪型と頭髪ケアについて簡単な講義を受けても著しく説得力に欠けるし、僕のふさふさした頭髪への嫉妬心から事故を装って坊主やトラ刈りにでもしてしまいそうな危険なオーラが三人のオッサンから出まくりの床屋。シャンプーだけは妙に上手く、こう、なんていうか、頭を弄られているはずなのに下の方の違う頭、亀さんヘッドを弄くられているような快感が丹田からぐぐぐーっと押し上がってくるくらい気持ちいいシャンプーをしてくれる。まあ、そんなことはどうでもよくてその床屋で最高なのは「北斗の拳」が置いてあるってところ。 「包丁人味平」が全巻揃っているくせに「北斗の拳」が「退かぬ!媚びぬ!省みぬ!!」で有名なサウザーさんが死ぬあたりまでしか置いてないあたりがこだわりが感じられてまたよろしい。南斗最後の将とかカイオウさんとか蛇足でつ