トランプ大統領が、日米首脳会談後の記者会見で語った意味深な言葉が気にかかる。非難を続けてきた中国の通貨・人民元の切り下げ問題である。「多くの人が考えているより近いうちに、公平なフィールドでプレーすることができると思う」 これは、中国政府が人民元の改革に踏み切る感触を得たということだろうか。それと…
トップ コラム ソウル便り AAN発 一線から アジア人記者の目 研究拝見 新刊から ニュース リンク English AJWフォーラムから バックナンバー>> 「シャドー連銀」人民元問題はグローバルリスク 津上俊哉/現代中国研究家 2015年10月26日 津上俊哉さん 中国人民銀行は8月11日、為替レート制度を変更することを発表し、3日連続で人民元レートを下方に誘導した。ほとんどのメディアがこれを「輸出振興のための元安誘導」だと報じたのは誤りで、実は人民元を国際通貨基金(IMF)の管理する「特別引き出し権(SDR)」の通貨バスケットに入れてもらうためにIMFが7月に出した宿題を達成すること、すなわちレートを市場実勢に応じて動きやすくすることが目的だった。 AJWフォーラム英語版論文 しかし、IMFも中国も大きな見落としをしていた。数年前まで「人民元は過小評価されており、今後は先高だ」と言
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く