『市民研通信』 第 13 号 通巻 141 号 2012 年 8 月 (1) 連続勉強会第 3 回「今中哲二さんを囲んで共に考える」 講演まとめ ●今中先生のキャリアについてのお話 大阪大学の原子力工学では材料の研究室にいた。大学院は東京工大で学んだ。大学院時代に「日本の原 子力開発はどうもおかしいぞ」と思い、1976 年に今の職場に移り、小出さんとか瀬尾さんとかいろんな 仲間といっしょに原子力問題を勉強した。 1979 年にアメリカのスリーマイル島の事故が起きて以来、「原発は安全か危険か」という問題の立て方 をしなくなった。原発は危険なものだ。事故は起こりうる。どれくらい危険なものかをきちんと調べて おかなければならない、という考え方になった。 チェルノブイリはとにかく原発で起こりうる最悪の事態の一つであったということで、それがどういう 事故であったのかをずっと追いかけてきた。 広島生ま
福島第一原発事故による福島県中通りの放射性物質の汚染が問題となっています。この地域への放射性物質の飛来及び沈着はどのようなものであったのか?当時の状況を理解することは今後の対策に重要です。福島第一原発事故直後の平成23年3月15,16,17日,4月8日に,福島県災害対策本部の要請を受けて高エネルギー加速器研究機構と理化学研究所の合同チームが行った広域放射性物質の調査結果から,その様子が明らかになりました。本調査は線量測定と放射性核種の判別ができる最新鋭のLaBr3シンチレーションガンマ線検出器を使って,(1)短時間で広範囲を移動でき,(2)場所の特定が容易で,(3)測定環境がほぼ同じにできる,高速道路上を中心に行われました。ここではその概要をわかりやすく説明します。
ECRRのクリス=バズビーはこのとんでもないリスク計算なるものを発表しています。 ECRR Fukushima Risk Calculation p9 Assuming that no one moves away and that the contamination remains at this level, using the Tondel et al 2004 regression coefficient of 11% cancer increase per 100kBqm-2 and assuming the same spectrum of radionuclides and pathways for exposure the cancer increase in the 100km population is 66% and these cancers will be man
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