科学分野の人ですと、「ファインマンの物理」を読んだことがあると思います。非常に初歩的なところから、本質をわかりやすく説明して、高いレベルにまで到達できるようになるような基礎知識を与えてくれる本でした。英語でも学べますが、深く考えることができる日本語で理解する。学問の本質的なところを、日本語で学ぶことができるのは、日本の先人のおかげです。感謝したいものです。 神経科学というのは、やはり生物、医学、心理学の分野なので、物理学と比較すると、まずは「暗記」の部分が多い学問なのだと思います。ただ、生物学のなかでも神経科学の分野、特に生理、特に電気生理学の分野は、ニュートン力学を理解するような本質的な理解が必要な分野のひとつです。こういうのは、講義を聴いて、実験をして、理解する。これが理想的なのでしょうが、そういう機会と時間のない人もおられると思います。今回は、そういう方のための資料を紹介したいと思い
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