2014年9月24日、今から約1年前、千葉県銚子市の県営住宅でシングルマザーの母親が中学生の娘を手に掛けた。その日は母子2人で暮らした県営住宅を家賃滞納で強制退去させられる日だった。2人の全財産は数千円にまで落ち込み、1万2800円の家賃を2年4カ月にわたり滞納していた。なぜ2人はそこまで追い詰められたのか? なぜこのような悲劇が起きたのか? 毎日新聞記者川名壮志氏がその謎に迫ったレポートが「新潮45 10月号」に掲載されている。 川名氏は裁判で明らかになった事実に加え、千葉県や銚子市を取材。事件の現場も訪ね歩いた。記事では母親の松谷美花被告(44)がシングルマザーとなった経緯から経済的苦境に陥ってゆく様子が明らかにされている。母親は当時学校給食センターのパート職で、時給850円。月8万円程度の収入しかなかった。さらに事件を起こす前の月は学校の長期休暇である夏休みで収入はゼロだったという。
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