米エネルギー省は2013年5月17日、米国で増産されている「シェールガス」を含む天然ガスの日本向け輸出を許可すると発表した。 対象となったのは、中部電力、大阪ガスと契約している米フリーポート社の液体天然ガス(LNG)輸出事業計画で、2017年にも日本への輸出が始まる見通し。米政府が自由貿易協定(FTA)を締結していない国に向けたシェールガスの輸出を許可するのは2件目で、日本向け輸出の許可は初となる。 日本では原発の稼動停止に伴い、火力発電用の燃料費負担が重くなっている。米国から安価な天然ガスを輸入できるようになれば、エネルギー調達費の抑制に大きく貢献することとなる。