小さい頃、小学校低学年くらいの頃、俺は天才に憧れていた。 12歳でハーバードに入学だのなんだのそういった類の天才児に憧れていた。 俺は学業の成績は昔から良かったため、ますますそれが拍車をかけた。 俺も天才児としてアメリカの大学に通ってインタビューされてやるぞ!!とか思ってた。 しかしかといって何をすればいいかわからず(この時点でまあ…) 単純に成績の良い優等生として育った。 中学に入る頃には「うーん。どうも俺、天才じゃないかも」と思い始めていた。恥ずかしいけどまだ「かも」のレベルだった。増田だから正直に書く。 中学に入っても俺は相変わらず成績優秀で学年で一位だったりもしたので、あまりプライドは崩れなかったが、しかし「なんか天才じゃないよな……せいぜい秀才だよな」ということに気付き始めた俺は、方向転換を図り始めた(これは今思うと、であって当時は無意識に行っていた)。能力そのもので飛びぬけた者