周南市文化振興財団は15日、2017年に発表された写真の優秀作品に贈る「林忠彦賞」に、東広島市の写真家藤岡亜弥さん(45)=写真=の写真集「川はゆく」を選んだと発表した。 写真集には、13年から広島市中区の平和記念公園や街中などで撮りためた日常から浮かび上がる「ヒロシマ」を表現した158点を収めた。「広島に住む者ならではの視点で捉え、客観的でありながら私的なまなざしで撮影されている。臨場感があり非常に新鮮」などと評価された。 藤岡さんは呉市出身。日本大芸術学部を卒業後、会社員を経て写真家に。07年から約4年半、米ニューヨークで活動し、13年から広島市を拠点にしている。 藤岡さんは「ヒロシマについて知っている気になっていた自分を問い直すことになった。初心を振り返るきっかけにもなり、賞の大きさを感じている」と話している。 同賞は周南市出身の写真家林忠彦(1918~90年)を顕彰して91年に創設
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