米軍岩国基地への空母艦載機移転を巡り、柳井市の井原健太郎市長は1日の定例会見で、中国四国防衛局や山口県に対し、基地関連の情報を速やかに提供するよう求める考えを示した。情報提供に遅れが目立つためで、「どのレベルの情報を速やかにもらえるか、国や県と話をしたい」と述べた。 市は米軍再編交付金の支給対象外。市によると、11月28日の移転第2陣の到着について、防衛局などから連絡はなかった。一方、支給対象である同県周防大島町や和木町には到着後間もなく報告があったという。 ただ、8月の第1陣到着時には柳井市にも連絡があった。井原市長は「情報提供の在り方に統一感がないので整理したい」と話した。 同市には防衛局が騒音測定器1基を設置しているほか、市が苦情の多い地区に独自に2基を設けている。市は防衛局に対し、測定器を増設し実態を把握するよう要望している。 (2017年12月2日朝刊掲載)
米海兵隊岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転について26日、中国四国防衛局が地元自治体に「27日ごろから」の移転日程を伝えた。異例の日曜日の通知は、米軍からの情報の少なさに加え、国や地元自治体がぎりぎりまで事実確認できない現状を映す。艦載機のC2輸送機墜落事故に伴い、既に同基地に飛来した11機も27日以降に「移転」と見なす内容。移転反対派の住民たちは「事実上の事後報告だ」と批判を強めた。(久保田剛、馬上稔子、藤田智) 福田良彦市長に面会した中国四国防衛局の赤瀬正洋局長によると、第2陣の移転日程を知らされたのは「この週末」。市側も同局から説明があると聞いたのは25日午前だった。さらに米軍の説明は、25日までに相次いで岩国基地に飛来したFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機8機、EA18Gグラウラー電子戦機3機を、次の機体が到着した日をもって「移転」と取り扱うとの内容だった。 「部隊の運用や機材
米海兵隊岩国基地(岩国市)へ米海軍厚木基地(神奈川県)から空母艦載機61機が移転する計画で、中国四国防衛局は26日、岩国市と山口県に、第2陣となるFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機などの移転日程を「27日ごろから」と伝えた。今回の配備機数は計30機程度に上り、移転が本格化する。 赤瀬正洋局長たちが市役所と県庁を訪れ、福田良彦市長たちと面会。米側からの情報として、空母ロナルド・レーガン搭載のスーパーホーネット2部隊(計24機程度)とEA18Gグラウラー電子戦機部隊(6機程度)が移ると説明した。 岩国基地には24、25日、東京・沖ノ鳥島沖で起きた艦載機のC2輸送機墜落事故の影響で、スーパーホーネット8機とグラウラー3機の計11機が飛来。防衛局は、11機は岩国にとどまり、他の機体の到着に合わせ「移転」扱いになると報告した。 11機の飛来に関し、在日米海軍司令部(神奈川県横須賀市)はこれまで「計
米海軍厚木基地(神奈川県)から米海兵隊岩国基地(岩国市)への空母艦載機61機の移転計画を巡り、岩国市は、5月下旬から約1カ月間、同基地へ一時配備されたEA18Gグラウラー電子戦機の騒音データをまとめた。数値上は既存の機種と大きな差はなかった。一方で、騒音悪化を懸念する市民団体は「運用実態をつかむ上では不十分」として、徹底した調査を求めている。(藤田智) グラウラーは、移転予定機数の約8割を占めるFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機の派生型で、来年1月に6機の移転が予定される。従来型ホーネットよりも出力の高いエンジンを搭載する両機種は、厚木基地周辺の騒音被害の主因とされる。今回は、配備先の三沢基地(青森県)などの滑走路改修工事に伴い、5月24日~7月3日に同型機6機が岩国で運用された。 70デシベル以上47回 市は、設置する五つの騒音測定器のうち、滑走路南側の尾津町、北側の川口町でグラウラー
中国で瞬く間に広まった「警告射撃初表明」少しさかのぼるが、朝日新聞も尖閣諸島問題をめぐって、極めて危険な誤報を出していた。朝日は認めていないが、誤報と言ってさしつかえない。 1月15日午後1時前にニュースサイト「朝日デジタル」無料版に掲載した、「防衛相『領空侵犯、信号弾で警告』中国メディア質問に」という記事だ。同日夕刊にも「中国領空侵犯、信号弾で対応 小野寺防衛相が方針」という見出しで掲載。小野寺防衛相が15日午前の記者会見で、中国機が尖閣諸島上空の領空侵犯を行った場合、「無線での警告などに従わずに侵犯を続ければ、警告として信号弾を射撃する方針を明らかにした」と報じた。翌日朝刊の記事=写真=も同様に報じた上で「領空侵犯への対処手順を示し、中国側を牽制する狙いだ。」と発言の「狙い」を解説していた。 朝日新聞2013年1月16日付朝刊4面ところが、小野寺防衛相は、この日の会見で「信号弾」や「警
2006年7月4日。クウェートの米軍基地で米軍属のバスにはねられ重い後遺症を負った池田頼将・元3等空曹。顎関節の障害で口があかず、流動食しか食べられない。また手にひどい震えが残り、字を書くのも困難だ。全身の痛みで起きているのが辛いという。 死傷者ゼロ、全員無事で帰国した――イラク・クウェートへの自衛隊派遣について防衛省は、そう公言してきた。だがそれはウソだった。2006年、クウェートの米軍基地で、池田頼将3等空曹が米軍属のバスにひき逃げされ、口が開かないという重い後遺症を負っていたのだ。池田3曹は、現地では治療を受けることもなく2ヶ月間、放置。帰国後は暴力などのパワハラを受けて追われるように退職した。米軍と加害者からまともな謝罪はない。公務災害も一部の治療費だけで打ち切りとなった。「信じていた組織に裏切られ、何度も死にたいと思った」。先日、名古屋地裁に国家賠償請求訴訟を起こした池田さんが、
US lifts ban on visiting NZ warshipsThe United States has lifted a ban on visits by New Zealand warships to US defence and coast guard bases around the world in … The United States has lifted a ban on visits by New Zealand warships to US defence and coast guard bases around the world in a further thawing relations after a 26-year standoff on nuclear issues. US Defense Secretary Leon Panetta made t
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